どこへも行けない。
ひきこもっているということは、誰にとってもつらいことだと思う。
なかには「働きもしないで一日中寝ていられるのだから羨ましい」と言う人もいるが、そんなに羨ましがられるような生活でもない。
たしかに長時間睡眠の自由はあるが、その代償として、どこにも行けないという不自由がある。実際、私も含めて、大半のひきこもりには、財政力がない。実家にひっそり暮らしながらお小遣いを貰っているのが大半なのではないか。
私はいい年して、月に十二万円の仕送りを貰っている。大金である。それだけのお金を毎月貰いながら、一人暮らしをしている。一人暮らしなのだから、どんなにだらけた生活をしていても、誰も注意しない。半年間掃除しなくても、ゴキブリが三匹歩き回っても、自分さえ我慢していれば、なんの問題もない。
だが、私にはどこかへ行く自由がほとんどない。十二万円は大金だけれど、生活するにはギリギリである。一人暮らしの経験者なら分かると思うが、家賃と光熱費だけで、その大半は持って行かれる。残ったごく僅かなお金が食費になるわけで、これを払ったら、残るものはもうなにもない。
両親が亡くなったあとのことを考えて、お金を貯めようにも、貯める余裕がまったくない。一ヶ月暮らすと、本当にお金が残らないのだ。
また、これが一番大事なのだけど、天気のいい日などに「どこか行きたいな」と思っても、どこへも行くことができない。電車に二時間揺られて、見たことのない景色を見たいと思うこともあるけれど、その願いが叶うことは、なかなかない。
「ひきこもっているのだから、そんな贅沢は言うな。生きているだけでありがたいと思え」
これが社会の意見だと思う。私もその通りだと思う。思うのだけど、やはりずっと家にいると、「生きる喜び」が味わえない。
「生きる喜び」を味わうためには、幾ばくかのお金を稼がなければならない。それは、他者と良好な関係を維持できない私にとってはすごく大変なことだけど、やはり人としてすべきことだとは思う。
2月 10th, 2011 at 1:17 AM
>電車に二時間揺られて、見たことのない景色を見たいと思うこともあるけれど、
ただ、電車に乗って外の景色を眺めていたい(途中下車して観光や散策をしなくてもよい)のなら、
「大回り乗車」という、裏技の鉄道旅行があります。
関東、関西、福岡、新潟のJR沿線にお住まいでしたら、それが可能です。
上記の都市ではJRの路線が複雑に入り組んでいるため、運賃は乗車経路に関わらず最短距離で計算されます。つまり、隣りの駅まで行くのに、うんと遠回りして(JRが定める「大都市近郊区間」内のみを通り、同じ駅を二度通らない限り)行く事が可能なのです。隣りの駅まで130円だとすると、往復260円で、1日中電車に乗っていられます。
ただし、途中で車内改札に遭遇した時に、現在大回り乗車を実行中であることを車掌さんに説明する必要があります。そして、大回りが終わったあとは、自動改札では出られないので、有人改札を通ることになり、その際にも大回り乗車をした旨を駅員さんに説明する必要があります。
そこで簡単な方法は、路線図を印刷し、乗車ルートを蛍光ペンでなぞっておき、それを鉄道員に見せるという方法ですね。
参照:
「大回り乗車」で格安日帰り旅行も! エキナカショッピングも!!
http://journal.mycom.co.jp/series/tips/003/index.html
※ただし、この記事の掲載後、JR武蔵小杉駅が開業したため、この記事中にある「大回り最長ルート」は乗車ルートの重複が発生するのでNGとなります。
大都市近郊区間(ウィキペディア。該当区間の一覧や路線図など)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%83%BD%E5%B8%82%E8%BF%91%E9%83%8A%E5%8C%BA%E9%96%93#.E5.A4.A7.E5.9B.9E.E3.82.8A.E4.B9.97.E8.BB.8A
ほかにも「大回り乗車」で検索すれば、参考となるページが見つかります。
2月 10th, 2011 at 6:43 AM
本当にそうですね.
労働する=時間少ない&遊ぶ金ある
労働しない=時間ある&遊ぶ金ない→行動半径が徒歩圏内,これ辛いんですよね.
2月 10th, 2011 at 8:20 PM
>Iタイガーさん。
なるほど、駅から出なければ遠くまで行ける訳ですね。
参考にさせて頂きます。
>実realさん。
私はひきこもりのくせに、天気のいい日に動きたがるので、つらいです。
2月 11th, 2011 at 3:45 PM
文章が読みやすいですね.かなり本を読んできたのではないでしょうか?間違ってたら
ごめんなさい.
ひきこもりになる理由としては,性格的なものもあるだろうけども,
仕事を得ようとして面接する際の問題が一番大きいのではないでしょうか.
年齢制限,新卒至上主義の問題です.
25歳まで,30歳まで,35歳までなどの年齢差別がはっきり存在しているため,
応募してもどうせ無理という現実がある.
新卒で入って,実務経験を積んでおくことができなかった人間は,入り口が無い.
天気のいい日に動きたくても,職につくための入り口が閉ざされているのでは,動きようが
ない.この日本の閉塞感あふれる職場のせいもあるんだと思います.
わたしは去年あたり,いろいろブログを読んで気がつきました.とくに大きかったのは
海外ニートさんのページですね.
http://kusoshigoto.blog121.fc2.com/
2月 11th, 2011 at 4:24 PM
実realさん
読書は大好きなので、大量にしてきました。読みやすい文章を書くように心がけています。
年齢制限は確かに中年にはつらいですね。二十二歳の人間にも、五十歳の人間にも、職の門戸は開かれているべきなのですが。