ここ数カ月、なぜかインターネット上で東京を「トンキン」と言い、東京を馬鹿にしたり揶揄(やゆ)をする人たちが出現している。インターネット掲示板等やブログ等に「トンキン涙目www」や「来週トンキンで会議あるんだよなー。あんまり行きたくないんですけどw」と書かれているのだ。

どうして東京を「トンキン」と呼んで馬鹿にする人たちが増えているのか? その根本的な原因は不明だが、東日本大震災発生後から、東京をトンキンと言っているインターネットユーザーが増えていることが判明している。

もともと「トンキン」は中国の広東語で日本の「東京」を意味する言葉だ(ベトナム・ハノイの旧称でもある)。同じく中国の北京語では東京を「ドンジン」と言うため、トンキンとは異なる。トンキンという発音がユニークでコミカルに感じるため、放射性物質が降り注いだ東京を馬鹿にする意味で発言している人も少なからずいるようだ。
 
・インターネットユーザーたちの声
「おしまいwww トンキンwwww」
「トトトトト…トンキーーーーーーーン!」
「トンキンの隠蔽体質には北朝鮮もビックリやで」
「東京をトンキンって呼んでいる人って色々なコンプレックがありそう」
「田舎モンはトンキンに劣等感なんか抱いちゃいないよ」
「愉快なトンキン楽しいトンキン」
「はー!? トンキン!? いやキレてないし!」
「トンキンなんて日本全国で使ってるよ。使わないのはトンキンだけアルよw」
「トンキン言ってるのは布教活動みたいなもんだからほっとけよ」
「トンキンってのは東京の蔑称だよ、そんな事も分からないのかな」
「トンキンて言われたぐらいで何そんなにキレてんの」
「トンキンって震災後に聞くようになったんだが、以前から使われてた?」
「トンキンって言うのって、早い話が東京に憧れてるんだよね」
「トンキンっていうの止めろ。同じ日本人なんだから」
 
テレビ番組の『ポンキッキーズ』とトンキンを合体させて「もうちょっとトンキッキーズがんばれ」と書き込みしている人もいた。トンキンという言葉自体は悪意のあるものではないが、蔑視や揶揄としてトンキンと書いている人がおり、それを不愉快に思っている東京人が多くいるのは事実のようだ。
 
写真: RocketNews24.