藤井裕介
2016年7月6日10時57分
インターネット上で個人や企業などに批判・攻撃が集中する現象「炎上」。その書き込みをしているのは、ネットユーザーの極めて少数者に過ぎないうえ、その少数者が同じ炎上の中で書き込みを繰り返していたことが、研究者の調査でわかった。「炎上は実はごく一部の人の意見。冷静に対処すべきだ」という。
調べたのは、いずれも計量経済学を専攻する慶応大の田中辰雄・准教授と国際大グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一講師。
2014年に調査会社のインターネットモニター約2万人を対象に調査。炎上の時に書き込んだ経験の有無を尋ねたところ、経験があったのは約1・1%で、そのうち過去1年間に書き込みをしていたのは約0・5%だった。今年、約4万人を対象に行った調査でも、過去1年間の経験者は約0・7%だった。
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