07月05日 18時59分
9年前の、いわゆる「闇サイト殺人事件」で、有罪判決が確定した男が、18年前に愛知県碧南市で夫婦を殺害し現金を奪ったなどとして、強盗殺人などの罪に問われている裁判で名古屋高等裁判所の2審が5日から始まりました。
岐阜県出身の堀慶末被告(41)は、平成10年、仲間2人と碧南市のパチンコ運営会社の営業部長、馬氷一男さん(45)と妻の里美さん(36)の2人を殺害して、現金6万円などを奪ったほか、平成18年に名古屋市守山区で女性に大けがをさせて貴金属などを奪ったとして、強盗殺人や強盗殺人未遂などの罪に問われています。
被告はいずれも殺意を否定しましたが、去年12月、名古屋地方裁判所が死刑判決を言い渡したため、被告側が控訴しました。
2審は、5日、名古屋高等裁判所で始まり、弁護士は、死刑判決は重すぎるとして取り消すよう求めた一方、検察は訴えを退けるよう求めました。
次の裁判は9月1日に開かれます。
堀被告は平成19年に携帯電話のサイトで知り合った男らと、名古屋市内で女性を連れ去って殺害した、いわゆる「闇サイト殺人事件」で無期懲役が確定しています。
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