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三河大島でナメクジウオ調査

07月06日 09時40分

三河大島でナメクジウオ調査

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愛知県の三河湾に浮かぶ三河大島で半世紀近く前に姿を消したナメクジウオの生息を調べる調査が行われました。
愛知県蒲郡市の沖に浮かぶ三河大島は、ナメクジウオが生息する北限として、昭和16年に国の天然記念物に指定されました。しかし、半世紀近く前の昭和43年の調査を最後に見つからず、平成20年以来8年ぶりに蒲郡市教育委員会の生息調査が行われました。
5日は蒲郡市博物館の職員など11人が島に渡り、浜辺の波打ち際にある砂をスコップですくい上げて、シートの上にまき広げながらナメクジウオを探しました。
ナメクジウオは砂地の海底に生息する体の長さが5センチほどの脊索動物で、最近の遺伝子研究では人など脊椎動物の祖先にあたるとされています。
職員らは約3時間にわたって島の周囲の砂を採取しナメクジウオを探しましたが、結局、発見には至りませんでした。
蒲郡市博物館の平野仁也学芸員は「最近、三河湾の水質が以前に比べきれいになってきたと聞いていたので期待したが、ナメクジウオは見つからず残念に思います」と話していました。
蒲郡市教育委員会では、今後も数年おきに生息調査を行っていきたいとしています。

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