皆さん、部下を信用していますか?
もちろん、私は信用しています!と言ったあなた。
言葉で言うのは簡単ですが、それは正しい信用ですか?
信用とは、「それまでの行為・業績などから、信頼できると判断すること」と言う意味だそうです。
「信頼」とは、「これをやってくれそうだと期待して、実際にそれが実現した時に抱くもの」だそうです。
つまり、
部下に「期待」という投資をして、リターンが適切に返ってきたら、結果に対して抱くものが「信頼」です。
それらの実績を元に「この人はこれぐらいやってくれる」という適切な見積もりができた時にあるものが「信用」ということになります。
結果として、適切な粒度、適切な難易度のタスクアサインと、良質な結果の組み合わせに現れるハズです。
適切に部下の能力を信用するためには、
「これだけの期待をしてみたら、こういう良い結果が出た」
というファクトベースでの信頼の積み上げを、ちゃんと部下に対して行えているか?が問われます。
それが、もし確認できていないのであれば、それは的はずれな期待をかけすぎちゃってるかもしれません。それでうまく行かなくて「期待を裏切られた」みたいな判断をするのは絶対にやっちゃダメですよ!
適切なマネジメントをするためには、その人への適切な信用を推し量っていることはマストです。
人を過剰に信用することは、一見優しさに見えて、全然優しい行為ではありません。
人を信用せず、過小の期待しか持てないのでは、上司失格です。
新卒社員がわかりやすいですね。学生から出てきて、いきなり仕事はできませんから、小さなタスクから割り当てて、徐々にその人に対する信頼を増やしていきます。
期待 ⇒ 結果 ⇒ 評価 ⇒ 信頼 ⇒ 次なる期待へ
というサイクルですね。
適切に人を評価できない上司は、期待のかけ方も的外れ。過小な期待しか抱けなければ人材を生かせないですし、過剰な期待をかけると最悪、潰してしまったり。そうはならないようにしましょう。
最後に繰り返しますが、
・信用は、事実(ファクト)ベースで積み上げるもの
・期待はチャレンジ
この2つの違いをしっかり認識した上で、適切なマネジメントをしましょう!
ちなみに昇給というのは、次なる期待に対して、お給料という形で投資をするものだと思っています。これまでの成果への課金ではなくて「次なる期待」への投資だと思います。これ、あまり理解されないかもしれないですが、そうじゃないと昇給する理由が正当化できないかなって思います。
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