宮崎　意識もうろうで計量の失態、怒りの井岡「腹が立つ」

前日計量をリミットいっぱいでパスし、苦悶の表情を見せるＷＢＡミニマム級前王者の宮崎亮 Photo By 共同

　世界ボクシング協会（ＷＢＡ）ミニマム級前王者の宮崎亮（井岡）が３０日、減量苦から意識もうろうの様子で計量に臨む失態を見せた。

　１階級上げて王座を返上し、３１日は井岡一翔（井岡）の３度目の防衛戦の前に１０回戦のリングに上がる宮崎はこの日、関係者に背負われて計量会場に入ると白目をむくなど体調不良は明らかだった。現場が騒然とする中、陣営から「早う正座せい」と声を掛けられ、全裸で辛くも計量器の上に収まってリミットいっぱい（４８・９キロ）でパス。その後は表情を曇らせながら飲食をしていた。

　大阪・興国高の同級生でもある井岡は「こういう姿を見せるあいつに腹が立つ」と憤った。