奈良、京都、広島の３府県警合同捜査本部は５日、２府７県の５６人に組織的に覚醒剤を密売したなどとして、覚せい剤取締法違反や麻薬特例法違反の疑いで、密売グループのメンバーら１１人と客５６人を摘発したと明らかにした。

　奈良県警によると、昨年１２月から今月５日にかけて逮捕されたのは、奈良県天理市二階堂上ノ庄町、無職、西岡徹被告（４３）＝両法違反罪で起訴＝らメンバー９人と、グループに覚醒剤を売ったとされる大阪市中央区島之内、自称買い取り販売業、井上睦英容疑者（４９）ら２人。客５６人の摘発時期は明らかにしていない。

　３府県警は一連の捜査で関係先から覚醒剤約８２グラム、大麻約４０グラムを押収した。