2016-07-05

2004、5年にテキサイ作って書いてた文章面白かったから読んで

15歳の時

たぶん自分しか面白くないんじゃないかって気がする。


物事にはすべてちゃんと意味があって、意味もなく何かをやっていると言うことは絶対に無いんです。ボーっとしている時だって何かを見たり、考えたりしているでしょう?もちろんその見てるものや考えていることは大抵他愛の無いことで、後で考えてみれば無意味に思えるかも知れないですけど、ボーっとしているその瞬間には確かに意味があるじゃないですか。つまり何が言いたいかと言いいますと、あなたは今、私を頭のおかし人間のように見ていますが、それは違うんですよと言うことをあなた説明したい。そりゃあ確かに今の私の状態に他の誰かがなっていてそれを私が見たら私だってその人のことを頭がおかし人間だと思います。当然です。だけどこれにはちゃんと意味があって私の頭はおかしくない、と言うことを私の名誉のためにあなた説明させて貰います。いいですね?

私は1972年7月23日に生まれました。家族は父、母、2つ年上の姉、そして私の4人家族でした。家庭はまさに平凡と言った感じで、これと言った苦労はしませんでしたが特に甘やかされて育ったというわけでもありません。そんな家庭に育った私ももちろん平凡な人間に育ち、学校では特に目立つわけでもなく、かといって影が薄いというわけでもない、ほどほどに勉強をしてほどほどに遊ぶ、そんな人間になっていきました。そんな平凡な私が今、こんな平凡では無い状態になってしまった最初きっかけは1990年、18歳、高校3年生の時でした。

ある日、私は下校途中に一人の男に話しかけられました。その男自分占い師で、自分占いによれば2年後に人類は皆、モチをのどに詰まらせて滅びるだろうと言いました。私は大変驚き、そしてその話を信じました。そんな馬鹿げた話普通は信じないと思うでしょう?私だってそう思いますしかその男の顔つきや口ぶり、そして何よりも彼から感じるオーラのような物が私にその馬鹿げた話を信じさせたのです。私は聞きました。それを防ぐ方法は無いんですか?と、するとその男は言いました。君がある場所に住み(その男は具体的な地名を言いましたがその名前とある事情で言えません。)そこで毎日モチに対しての恨み言を3時間言えば滅亡を防ぐ可能性が少し増えるといいました。私はそれを了解し、家に帰り両親にその話をしました。当然両親は激怒しました。大学受験を控えた大事な時期に何を頭のおかしなことを言っているのだと。私は説得を諦めその日のうちにこっそり家を出てその場所に向かいました。家を出るとき、父と母は明日私を精神病院に連れて行こうと話し合っていました。それが私が見た父と母の最後の姿でした。

私はその場所で4年間毎日欠かさずモチへの恨み言を言っていました。なぜ2年でやめなかったのか、それはその場所は外界から完全に隔離されてしまっている場所なので、私以外の人間はもうモチののどに詰まらせて滅亡しているんじゃないかと思っていたからです。しかし、私はその生活に耐えかねて(3食モチでした。)ついに意を決して町に出ました。何のことはありません。滅亡なんてしていませんでした。私はホッと一安心しました。しかしそれと同時にこれからどうすればいいのかと言う不安に駆られました。持っているものは服と少しのお金だけで身分証明書の類はありません、今更家に帰ることもできません。しかし私はくよくよしていても仕方が無いと思い、とりあえず近場のレストランに入りスパゲッティコーヒーを頼み食べました。あの味は今でも覚えています食事を終え、店を出ると私の心の中になぜか一つの考えが浮かんでいました。それはアルミカンを集めたらどうだろうという物でした。私はこの考えを思いついた自分をほめたい気分になりました。そして私はアルミカンを集めだしたのです。

私は寝食をまったくせずに10年間アルミカン集めにせいを出しました。(どうやら私が4年間住んでいた場所風水学的に凄いところで私の体質になんらかの超自然的影響を与えたようです。)道端に落ちているのを拾い、ゴミ箱あさり、人に土下座してまで頼んで譲ってもらい、10年で3つものアルミカンを集めました。しかし3つめを手に入れたとき、私はふと思ったのです。なぜアルミカンを集めなくてはいけないのだろうと、私はどうかしていたのではないだろうかと。その考えは私のなかでどんどん大きくなって行き、なんだか馬鹿らしくなったのでアルミカン集めをやめました。私は次に世界各地を徒歩でぶらぶらしようと言うことに決めました。幸いか不幸か私は欲と疲れと言うものを完全になくした人間になっていましたので衣食住の心配はしなくても良くなっていました。

そしてつい3日前のことです。私はこの町に着き、町並みを見物していました。観光地は大体行きつくしましたので、かえってこういう普通の町をぶらつき、人々の生活を観察するほうが楽しいのです。悲劇唐突にやってきました。いきなりどこからとも無く10数人のピエロがやってきて私を取り囲んだのです。ピエロ達は一様にニヤニヤしていました。(メイクのせいだと思います。)すると一人のピエロがどこからとも無く吐き気と書かれいてるTシャツと鼻眼鏡を、別のピエロウサミミとなわとびを取り出しました。そしてまた別のピエロが今からこれをつけて縄跳びをしろ、さもなくば全員でお前を胴上げする。私に選択余地はありません。私は仕方なく吐き気と書かれたTシャツを着て鼻眼鏡ウサミミをつけて縄跳びを始めました。そんなわけで今こういう状態ピエロに囲まれながら吐き気と書かれたTシャツを着て鼻眼鏡ウサミミをつけながら縄跳びをしている状態になっているわけです。そういうわけで私の頭はおかしくないと言うことがわかってくれましたか

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