セキュリティ対策に関する懸念は「コスト」「複雑さ」 - 「ゴール見えない」の声も
セキュリティ対策に対する懸念の声でもっとも大きいのは「コスト」であるとの調査結果をガートナージャパンが取りまとめた。「複雑さ」や「ゴールがわかりにくい」といった声も目立つ。
セキュリティに関する懸念事項(グラフ:ガートナー)
日本企業が情報セキュリティに対して抱えている懸念事項について、3月に調査を実施したもの。日本企業のITインフラ領域において製品やソリューション、サービスの導入選定に決裁権を持つ役職、またはITインフラの戦略に関与している役職を対象に尋ね、515人から回答を得た。
情報セキュリティ対策に関する懸念事項について、最も多かった回答は「コストがかかりすぎる」で21%。「複雑すぎる(13%)」「どこまでやればゴールなのか分かりにくい(12%)」と続いた。
そのほか、「毎年脅威やリスクが増大する」「対応できる要員がいない」「対策が現システム環境へ与える悪影響」「外部からの脅威が想定できない」などの声も聞かれた。
(Security NEXT - 2016/07/05 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
標的型攻撃メールには「三位一体対策」を - IPA
ネットバンクでの被害、補償減額や対象外となる場合は?
政府、オリパラCSIRTを2017年度より体制構築 - 2019年には試験運用
一石投じるMSのパスワードガイダンス - 多文字種や定期変更は不要、でも多要素認証を
IPA、IoT機器におけるセキュリティの手引書を公開
特権ID管理の市場規模、2015年度は38億5000万円 - 前年度比12.9%増
10日間以上の長期休暇の企業も - GW前にセキュリティ対策の確認を
JFE、グループ横断型のCSIRTを設立
CSAジャパン、IoT機器のリスク評価を解説した資料
IPA、脆弱性情報共有のGLを改訂 - IoT社会に向けた基本構想示す