日経新聞によれば、英国のEU離脱を巡る国民投票の結果が出た頃から、サミットにおける安倍総理の「リーマンショック前」発言を称賛する書き込みがネット上で目立っていると報じられています。

 本当なのでしょうか?

 仮にそれが本当であったとして、それは「工作員」によるものや「茶坊主」によるものではないのでしょうか?

 いずれにしても安倍総理は、サミット後に、自分はリーマンショック前と似ているなどとは全く発言していないと否定したではありませんか?

 そして、世耕氏も、あれは自分の舌足らずが招いた誤解で、総理はそのようなことは発言していないと釈明したのでした。

 にも拘らず、英国のEU離脱決定が決まると、再び総理は「リーマンショック前」発言を行っていたことになっているのです。

 誤解のないように言っておきますと、私も「リーマンショック前」発言はあったと思います。というよりも誰だってそう思っているのです。しかし、安倍総理がそれを否定したものだから、アポンとなってしまったのです。

 とにかく、アベノミクスの継続の是非が選挙の争点だと総理が言うのであれば、先ず、総理は「リーマンショック前」発言をしたのかどうか、はっきりとさせるべきだと思うのです。

 安倍総理は、自分の発言を撤回して、実際に自分は「リーマンショック前」発言をしていたとを言うのでしょうか?

 でも、それができるとしたら相当な神経だと思います。

 いずれにしても安倍総理は、今回の英国のEU離脱決定を予め予想し、そのための対策が必要だと説いていた訳ではないのです。

 もし、そうであれば、サミットの宣言のなかでその旨を書き込まれていたでしょう。

 国民投票の結果、EU離脱が決定される可能性が全くないとは思わなかったものの、僅差で残留が勝利すると予想していたのは間違いないでしょう。取り巻きの外務省関係者も、そのように考えていた訳ですから。

 何が先見の明でしょうか?



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