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 米大統領選で民主党の候補者指名を確実にしたクリントン前国務長官(68)の私用メール問題で、米連邦捜査局(FBI)のコミー長官は5日に会見し、「捜査の結果、訴追には相当しないと判断した」と発表した。メールには機密情報が含まれており、「非常に不用心だった」としつつも、過去の機密情報をめぐる事件と比較し、「常識的な検察官ならば訴追しない」と述べた。

 訴追の有無は司法省が最終判断するが、コミー氏は事件の特殊性を考慮してFBIの捜査結果を独自に発表した。リンチ司法長官はFBIの結論をそのまま受け入れる姿勢を示しており、クリントン氏や側近が訴追される可能性は事実上はない。しかし、メールのずさんな管理をめぐる批判は続きそうだ。

 コミー氏によると、捜査の過程…

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