浦和FW興梠が、J1通算300試合目の出場となった2日の福岡戦で、勝ち越しゴールを決め今季9点、通算95点目。史上6人目の5年連続2ケタ得点という快記録に王手をかけ、過去11人しか達成していないJ1通算100得点の大台にもあと5点と迫った。
Jリーグ屈指のストライカーだが、意外にもこれまで1度もハットトリックを達成したことがない。通算100得点以上の過去11人はいずれも1試合3得点以上の経験者。興梠は1試合1得点が69度、1試合2得点が13度で95点。固め打ちはないものの、こつこつとゴールを積み重ねてきた。
リオ五輪でチームを離れるまでリーグ戦は残り3試合。本人は「チームのためにできるだけ点を取りたい。あと5点の通算100得点を目指したい」。自身初となるハットトリックを決めるなどの「固め打ち」で、五輪本大会までに大台達成なるか。
【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)