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東方月影録 作者:隻眼の白狼
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第二話 世界に来て一日目

投稿です。

さあ主人公達はチートをぶっ放してくれるのか?

それではどうぞ。
「ん、ここは……」

目を覚ますと、そこは森の中だった。太陽の光がとても心地いい。

しばらく日向ぼっこしていると、近くから声が聞こえてくるのが分かった。

「おーい、暁人ぉ」

茂みから出てきたのは遥斗だった。
どうやら無事転生できたみたいだな。
そう思っていると、遥斗から一つの手紙らしき物を見せられた。

「森の中にこれがあったんだ。」

「へぇ、どれどれ」

――暁人、遥斗へ

『この手紙を見ているという事は無事転生できたみたいじゃな。さて、能力についてじゃが、先に試しておくことをお勧めするぞい、身体能力と霊力も上げておるから、いきなり使ってしまうとどんな効果をもたらすか分からんからの。とまぁこれ位じゃ、それじゃ第二の人生楽しむのじゃぞぉ~……あ、それと言い忘れていたが、暁人の能力は……』

手紙はそこで途切れていた。
いや最後なに!? すごい気になるんだけど、なに俺の能力は……って。

手紙の事について不満げな雰囲気をだしていると、遥斗に肩を叩かれる。

「ま、まあ兎に角、身体能力を試してみないか?」

「それもそうだな、じゃあ早速……」

と、言って軽く飛んでみる。すると森を上から見渡せる程飛んだ。

え、マジで? 神様身体能力弄りすぎじゃない?

そのまま回転しながら、ふわりと着地する。遥斗の方を見てみると、どうやら俺と同じく驚いているようだった。

「凄いな……じゃあ次は霊力の方を」

と言って、遥斗が手のひらに青い球体を作る。恐らく霊力の塊だろうそれを、目の前の岩に投げると……

―――岩が消し飛んだ

「えっ」

「いや、えっ、じゃねえだろ! どんだけ力込めたんだよ」

「いや、俺はほんと軽く力込めただけだって!」

二人であれこれと意見を重ねるがつまりこうだ。

「「神様パネェ~」」

それから、二人してこれからどうするか考えていると、後ろの方から嫌な気配を感じた。

おいおいまさか、と思い振り向くと、そこには3mは軽く超えているであろうムカデの様な化け物が居た。

キモイ! 果てしなくキモイ! そう思ったのも束の間、ムカデの腕が振り上がると共に横っ飛びに逃げる。すると今居た所の地面が抉れていた。

「マジかよ、いきなり難易度ハードかな」

「暁人、分かってるな」

ああ、と頷き化け物に背を向ける。そしてあらん限りの力でその場から逃走する。

「「逃げるんだよぉぉおおおお!」」

「キシャァァアアアア!」

そのまましばらく、死の鬼ごっこを続けていると森の出口が見えてきた。

「伏せて!」

「「え!?」」

いきなり声をかけられたと思ったら、頭上を何かが通り過ぎていった。後ろで耳障りな声が響いたので見てみると、先程の化け物の脳天に矢が刺さっていた。

「ふぅ、大丈夫だった?」

「え? ああ、ありがとう」

埃を払いながら立ち上がり、助けてくれた恩人を見て驚愕した。

何故なら、俺はその人を知っているからだ。前世で俺が最も好きだった『東方Project』に登場するキャラ、青と赤で半分に分けられた特徴的な服を着て、髪は銀に近い色をしており、その長髪は後ろで結わえられている。

「や、八意えいりn」

「先程は助けていただきありがとうございます!」

俺がつい名前を言いかけようとすると、遥斗が横から大声で永琳にお礼を言った。

「あら、あなた今私の名前を呼ばなかったかしら?」

永琳にジト目で見られる。しまった、つい名前を口にしてしまった。流石に怪しまれるといけないな……

「ま、いいわ別に……それにしてもあなた達、一体どこから来たの?」

「え、えぇと……」

まずい、もしここでおかしなことを言えば、怪しまれて何をされるか分からない。

「俺たち、目が覚めたら森の中に居たんですよ、それでいきなり化け物に襲われて……どこか安全な場所を知りませんか?」

ナイスフォロー遥斗!心の中でガッツポーズをとりながら、永琳の反応を伺う。

「ふ~ん……記憶喪失かしら? それなら、この先に街があるから、そこまで案内してあげるわ」

お礼と自己紹介をし、永琳についていく。途中また化け物と遭遇したが、永琳により処刑された。
永琳つえぇ~

しばらくすると、巨大な壁が見えてきた。永琳がその壁に触れると、壁が扉に変形し中に入れた。

「わぁお、凄いな……」

「まるでド〇えもんの未来都市みたいだ……」

街を見ると、あちこちに浮いているロボットがいるし、ビルやら何やらが大量に建っていた。

「さてと、まずはツクヨミ様に会いに行かなきゃね」

「「ツクヨミ様?」」

まぁここで話すのもなんだし、早速だけどツクヨミ様の所に行かない? と永琳に言われたので、ついていく事にした。

ツクヨミ様というのは、この街の守り神らしい。地位もかなりのものらしく、一般の人々は会うことすらできないらしい。

まぁ永琳がついているから大丈夫だろうと思っているとツクヨミが住んでいると思われる所に来た。

「いい、決して失礼のない様にするのよ」

「大丈夫だって……多分」

「大丈夫だと思います……多分」

多分はいらない! と永琳に叱られながらツクヨミの部屋まで来た。

部屋に入ると、少し遠くの方に紫と黄色が入り混じった着物を着ている女性が居た。恐らくあれがツクヨミだろう。

「ツクヨミ様、森で遭難している者を見つけてまいりました」

永琳が声をかけると、うむ、と言って俺たちに視線を向けてきた。

「お主達、街の人間ではないな?」

そうツクヨミが言った瞬間、凄まじい圧力をかけられる。まずい、このままじゃあ最悪、ここで戦闘になるかもしれない。

すぐさま対応出来るよう身構えると、圧力が消えツクヨミが笑った。

「フフ、よいよい、そう身構えずとも追い出したりなどせんよ」

「!?……びっくりさせんなっての……」

「…おい暁人……」

多少びっくりさせられた事を恨みながらツクヨミの話聞く。
なんでも、この街に住むのは別に構わないそうだ。ただし、条件があると言われた。

「この街に住むのは構わないが、暁人、遥斗、お主達は永琳と一緒に住むのじゃ」

「「「え!?」」」

見事に声が重なった。え、何を言っているんだツクヨミ……

「異論は認めんぞ、フフ、永琳もよいな?」

「私は、その……うう、分かりました」

いや、いいのかよ永琳!? と言おうと思ったが、隣で遥斗に止められたので、言わないことにした。

その後、ツクヨミ宅をでて永琳の家に向かった。

しばらくすると人一人住むにはでかすぎる位の立派な家に着いた。

「あ、ちょっと待っててね、すぐ戻るから」

永琳にそう言われたので、玄関で待つ事にした。すると家の中から物が割れる音や爆発する音などが聞こえてきた。

永琳何してんだろ……と半ば心配になりながら中を覗くと、割れたガラスや液体、書類などが散乱していた。

「……あーえっとその、大丈夫?」

「一体何をしていたんだ永琳……」

その後、夜遅くまで永琳宅の掃除をし、終わるころにはもう夜になっていた。いやぁかなり大変だった。途中で永琳、フラスコとか割ったりするんだもん。

掃除が終わりソファーに倒れこむと、赤面した顔で永琳がこちらを見てきた。

「その……ごめん手伝わせて……」

「別にいいよ、なあ遥斗」

「そうですよ、なんたって居候させてもらう身なんですからね」

確かに、居候ならこれ位やって当然だな。それから夕食の準備をする事になったので、俺たちも手伝う事になった。永琳の手料理を食べれる!と内心楽しみにしていたが……

「……永琳、何故カレーに怪しげな錠剤を入れるのかな?」

「え!? いや、これ栄養剤だから、入れた方が栄養つくかなぁって……」

「いや、料理に錠剤入れるってどうなのよ」

とまぁ色々ありながら、無事夕飯を作り終える事が出来た。

結果としてはまあ美味しかったので満足だ。

そしてその後、部屋を借りた俺たちは今後について話す事にした。

「明日からどうする遥斗?」

「う~ん、そうだなぁ、俺としては永琳に修行をつけてもらいたいところだな」

確かにそうだ。いくら神様から特典を貰ったといっても、戦闘経験がないんじゃあこの先どうしようもない。

「あ、それと能力の方も試してみなきゃな」

「それもそうだが……」

正直、もうかなり眠い。今日は内容の濃い一日だったからなぁ~。化け物に襲われたり、永琳と出会ったりして。

それから少し話した後、眠気もMAXになったので寝る事にした。

さて、明日からも頑張りますか!

そのまま眠気の誘うままに眠りについた
いかがだったでしょうか?

展開が早かったですね。

次回もお楽しみに。


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