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不適切契約で市職員に賠償命令

07月04日 20時52分

札幌市は、アイヌに関する施策を紹介するパンフレットなどを作製する業務で、業者と不適切な契約が行われていたことにより、市が被った損害の一部、合わせて63万円余りの賠償を当時、契約を担当した5人の職員に命じました。
札幌市は、7年前の平成21年以降、アイヌの施策や文化を紹介するパンフレットの作製や印刷などの発注で特定の業者とだけ契約を結ぶ不適切な契約が行われていたとして、関わった職員7人を減給などの懲戒処分にしています。
市は、この不適切な契約で適切に発注された場合より79万円余り余分に支出して市に損害を与えたとして、発注に直接関わった当時の課長職2人などあわせて5人に対し、時効により請求権がなくなった分を除く63万円余りの賠償を命じました。
残りの15万円余りについても関わった職員が寄付を申し出ているということです。
札幌市のアイヌ施策課では「このような事態を2度引き起こさないよう適正な事務処理に努めてまいります」と話しています。

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