参院選 投票率の行方 焦点の1つに

参院選 投票率の行方 焦点の1つに
k10010583441_201607050525_201607050536.mp4
今月10日に投票が行われる参議院選挙について、各党や各候補者の陣営からは、有権者の関心が高まっていないという指摘が出ていて、選挙権が得られる年齢の18歳への引き下げなどが初めて導入される中、投票率の行方も焦点の1つとなっています。
前回・3年前に行われた参議院選挙では、選挙区の投票率は52.61%で、平成7年の44.52%、平成4年の50.72%に次ぐ、過去3番目の低さとなりました。今回の選挙で、3日までに期日前投票を行った人は656万人余りで、選挙期間が通常より1日長いことや、期日前投票所が増えたこともあり、前回の選挙の同じ時期と比べて、およそ200万人、率にして44%増えています。
一方で、NHKが3日までの3日間で行った世論調査では、投票に「必ず行く」と答えた人と、「期日前投票をした」と答えた人が、合わせて64%で、前回の選挙の同じ時期と比べて、2ポイント低くなっています。さらに、各党や各候補者の陣営からは「選挙戦が終盤にさしかかっても、有権者の関心が高まっておらず、投票率は前回をさらに下回るのではないか」という指摘も出ています。
今回の選挙は、選挙権が得られる年齢の18歳への引き下げや、隣接する2つの県を1つの選挙区にする、いわゆる「合区」などが初めて導入されていて、投票率の行方も焦点の1つとなっています。