Eテレ「おかあさんといっしょ」が4月にリニューアルされて早3ヶ月。
ぶりっ子じゃない歌のおねえさんの美声もようやく耳に馴染んできました。
人形劇も「ポコポッテイト」から「ガラピコぷ〜」に変わり、その強烈なキャラの見た目に放送前から日本全国のお父さんお母さん達を大いに心配させましたが、ここ最近ようやく慣れてきました。
前作よりいいんじゃないのか
ガラピコぷ〜が始まってからもポコポッテイトの方が良かったという巷の声が多いようですが、我が家では前作よりも面白いともっぱらの評判です。
まず、息子の食いつきが違います。ポコポッテイトのときには、始まるとすぐに飽きてパパママにちょっかいを出しに来ていました。
それがガラピコぷ〜になって1話しっかりと熱中して見るようになりました。
何がいいのかは不明です。
でも、大人が見ても何となくガラピコぷ〜のほうが見ていて楽しいです。
ポコポッテイトとガラピコぷ〜
それぞれ簡単に説明すると…
ポコポッテイト
左から優男で御曹子で牛みたいな羊のメーコブ、無鉄砲で元気いっぱいでアポゥなムテキチ、おませなミーニャのドタバタ劇。
ガラピコぷ〜
左から優男で内気なムームー、無知なロボットのガラピコ、お転婆・元気なチョロミーのドタバタ劇。
基本的なキャラ構成は2つともほぼ同じです。
並べてみたら分かりますが、ポコポッテイトのキャラのほうがカワイイというか王道な見た目をしているのに対し、ガラピコぷ〜は何となく「げっ」って感じの見た目をしています(特に真ん中のやつ)。
前作よりマイルド
見た目が強烈なガラピコぷ〜ですが、実際に始まってみるとポコポッテイトよりも話がマイルドです。
ポコポッテイトはムテキチが元気いっぱいやんちゃキャラだったのに対し、ガラピコぷ〜にはやんちゃキャラがいません。強いて言えばチョロミーがお転婆なくらいです。
前作のムテキチは意味もなく「とりゃとりゃとりゃとりゃーー」と言いながら走り回ってたんですが、今作ではそんなうるさいキャラはいません。
また、優男のムームーの喋りがトロいのも全体の雰囲気をマイルドにしています。前作のメーコブも優男でしたが、金持ちキャラやオネエキャラや牛キャラもあってガチャガチャしてました。個人的にはあの御曹子キャラは好きでしたが。
まとめると、前作に比べ今作のほうがうるさくないです。
オープニングがいい
http://kodo-more.com/garapiko-anime
ガラピコぷ〜はオープニングの映像が可愛いです。イラスト風な映像で、きっと原画はこんな感じだったんだろうなと想像させます。
逆に言うとイラスト段階で可愛いと採用して、実際に作ってみたら、残念な見た目になってしまったのかもしれません。
とにかく、このオープニングを見るとちょっとウキウキするくらいクオリティの高いアニメーションになっていると個人的には思います。
ママはムームーを目指す宣言
先日、ボソッとママが口にしました。
「私、ムームーを目指す」
最初意味が分からなかったのですが、どうやらあのムームーの優しさを目指すとのことらしいです。
ママが感激した話でトマトの苗を育てる話があります。
トマトの苗に早く成長してほしいガラピコが毎日水やりをしていました。雨の日も水をあげているガラピコをチョロミーとムームーが見つけて、ガラピコを止めます。
チョロミー:ガラピコ、雨に濡れて壊れちゃうよ
ムームー:ガラピコは早く芽が出てほしくて毎日水やりしてたんだよね。でも、今日はお空が水やりをしてくれているから、ガラピコは水やりしなくてもいいんだよ
こんな感じの発言を2匹がしました(細かな内容はうろ覚えです)。
これを見ていたママが
「ムームーはガラピコの想いも汲みながら発言しているし、でもガラピコに行動を改めさせるのに『お空が水やりしてくれてる』とファンシーだけど納得できる理由を言っている!こういう対応を息子にもできるようにしたい!」
と感動してました。
今回の人形劇は子どもだけじゃなく大人にも響く内容のようです。
おわりに
何だか評判の良くないガラピコぷ〜ですが、我が家はすっかりトリコになりました。
頑固なガラピコも、ちょっとウザいチョロミーも、優男すぎるムームーもみんなそれぞれ愛嬌があって憎めません。
これで1年2年で終わられても、もうついていけなくなるので末長く見守ることができれば嬉しいです>NHKの皆さん
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