「被害者」たちの告白
私は医者に出された薬で死にかけました
ディオバンで救急車
「70歳になってかかりつけ医から『少し血圧が高いので、食事や運動などの生活習慣を変えてみたら』と言われたので、塩分を控えめにして、毎朝ラジオ体操をし、1日7000歩、歩くことにしました。
1ヵ月後にまた診てもらったときも、それほど血圧が下がっておらず、上が175、下が100。医者と相談したうえでディオバンを飲み始めたのです。
ところが半年後、朝起きると心臓がバクバクする感じがして、息苦しさを覚えるようになりました。ある日、朝食を食べた後に、気を失ってしまい、妻に救急車を呼んでもらいました」
こう語るのは安田浩さん(75歳・仮名)。運ばれた病院では心電図、血液検査、レントゲンなどを行ったが、異常は見つからず、いったん家に戻った。だが、翌日の朝も息苦しさは収まらない。
「かかりつけ医に相談したら、『血圧はちゃんと測っていますか。降圧剤が効きすぎているのかもしれない』と言われました。薬を飲み始めてからは、毎日測る必要もないと思って、測定をやめていた。ところが、生活習慣を変えて血圧が自然に下がっているところに強い薬を飲んでいたので、朝はとくに低血圧になっていたのです」
結局、安田さんは昔ながらの古典的な降圧剤を処方されることになり、毎朝の動悸や息苦しさも収まった。
「利尿剤なので、夜中にトイレに起きますが、心臓の苦しさから解放されて、ほっとしています。まさか降圧剤で死にかけるとは思わなかった」
このように血圧を薬でコントロールするのは非常に難しい。安易に同じ薬を飲み続けていると安田さんのように命に関わる状態に陥ることだってありえる。
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