おいしいミネラルウォーターで金魚を飼育!果たして健康に導ける?
- 2016/1/29
- 生活
観賞用としてお店で金魚を買い飼育している方、お祭りの夜店でもらい、金魚の飼育をはじめることになった方、今は金魚を買われている方が多いです。みなさんは、金魚の水槽に使用する水について、ふと疑問に思ったことはありませんか?「ミネラルウォーターを使用することはできないのだろうか」と。果たしてミネラルウォーターで、金魚を飼育することはできるのでしょうか。
金魚を飼育するためにはバクテリアが必要不可欠!
金魚を健康に育てるには、水槽の中の環境がとても大切です。買ってきた金魚を水槽に入れて、1晩で死なせてしまったという経験はありませんか?その場合、やはり水槽の中の環境に問題があると考えられます。金魚は水の中のバクテリアにより健康的に生きることができます。ですので、このバクテリアをどれだけたくさん繁殖させることができるかが、重要と言えるでしょう。
また金魚を飼育するうえでは、水換えも必要になってきます。水槽を何日かそのままにしていると、水が濁り、水面に餌やフンが浮いているのが見られます。しかし、そのような状態であっても、実際には、バクテリアによって水の汚れは分解されているのです。なので、水が汚れているからといって、金魚に害を与えているわけではないのです。
金魚にとって大切なバクテリアをたくさん増やすためには「酸素」が必要です。バクテリアは酸素なしでは生きることができません。そのために、エアポンプなどが必要となってくるのです。
体に良いミネラルウォーターは、金魚も健康にする?
金魚の水槽に使用する水も、人間と同じ健康に良い「ミネラルウォーター」が良いのでは?と思う方もいるでしょう。しかし、金魚を飼育する場合には、軟水が適しています。ミネラルウォーターは、ミネラル分が高く、硬水のものも多いため、どちらかと言えば不向きです。また、純度が高い水であるため、金魚に必要なバクテリアの繁殖を妨げることにもなります。よって、金魚には軟水である「水道水」が良いのです。しかし、水道水もそのまま使用するのは良くありません。なぜなら、水道水には金魚にとって悪影響を及ぼす「カルキ」が含まれているからです。金魚には「カルキを抜いた水道水」が適していると言えるでしょう。
しかし、中には例外もあります。お祭りの夜店などで、金魚をもらい飼育することになった場合です。夜店の金魚は弱っていることが非常に多く、そんな時にミネラルウォーターが欠かせないのです。これはあくまでも一晩だけ、緊急用として使用します。ミネラルウォーターを、必ず金魚袋の中の水温と同じぐらいに調整し、バケツや水槽に入れ、そこに金魚を放してあげましょう。金魚の体力を回復させることが可能です。
水質を要チェック!ミネラルウォーターを金魚に使用したい
金魚にとって「ミネラルウォーター」を使用することは絶対に駄目なのでしょうか?実は、何が何でも駄目というわけではありません。ミネラルウォーターと言っても、軟水・硬水・国産・外国産などさまざまです。もし使用したい場合は、必ず「水質」を確認しましょう。金魚を飼うために必要な水の水質は、軟水でpH7.0~7.5(中性~弱アルカリ性)とされています。日本製のミネラルウォーターでしたら、南アルプスの天然水、森の水だより 日本アルプス、おいしい水 六甲などがあります。家に残っている物があるからといって、簡単に使用してしまうのは危険です。また、使用する際は、必ずエアレーションを行うために、水槽にはエアポンプを設置するようにしましょう。
しかし、コストを考えると水道水をカルキ抜きしたものを利用するほうが、お財布には優しいと言えます。長く続けるのではなく、1、2回程度しか使わないのであるならば、水槽の中の水質を安定させるためにも、毎回同じ水を使用したほうが、金魚の健康のためにも良いでしょう。
ミネラルウォーターは、非常においしく飲みやすく、体にも良いものですが、金魚にとっては、良くないこともあるのです。しかし、弱っている金魚に対しては、体力を回復させる効果もあるのですから、薬のような存在でもありますね。金魚を健康で長生きさせてあげるには、何よりも水槽の中の環境が大切です。すべては「水」からはじまると言っても過言ではないでしょう。
引用元URL:http://www.e-shinsetsu.com/faq.html#01