イランを代表する世界的な映画監督 キアロスタミ氏死去
世界3大映画祭の1つ、フランスのカンヌ映画祭で、最優秀賞の「パルムドール」を受賞したイランを代表する世界的な映画監督、アッバス・キアロスタミ氏が4日、フランスで亡くなりました。76歳でした。
イランの通信社によりますと、1940年生まれのアッバス・キアロスタミ監督は、テヘラン大学卒業後、テレビコマーシャルの制作に取り組み、1970年、映画監督としてデビューしました。キアロスタミ氏は、1979年のイスラム革命のあともイラン国内で映画の製作を続け、1997年、自殺の手助けをしてくれる人を探して回る男性を独特の映像表現で描いた映画、「桜桃の味」が、フランスのカンヌ映画祭で最優秀賞の「パルムドール」を受賞しました。
日本とのつながりも深く、2004年に世界の優れた芸術家に贈られる「高松宮殿下記念世界文化賞」をイスラム圏から初めて受賞したほか、横浜市や静岡市などを舞台に、日本とフランスの合作映画、「ライク・サムワン・イン・ラブ」を撮影し、2012年にカンヌ映画祭の「パルムドール」を競うコンペティション部門に再びノミネートされました。
キアロスタミ氏は4日、がんの治療のため訪れていたフランスのパリで、76歳で亡くなりました。
日本とのつながりも深く、2004年に世界の優れた芸術家に贈られる「高松宮殿下記念世界文化賞」をイスラム圏から初めて受賞したほか、横浜市や静岡市などを舞台に、日本とフランスの合作映画、「ライク・サムワン・イン・ラブ」を撮影し、2012年にカンヌ映画祭の「パルムドール」を競うコンペティション部門に再びノミネートされました。
キアロスタミ氏は4日、がんの治療のため訪れていたフランスのパリで、76歳で亡くなりました。