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 バングラデシュの首都ダッカで起きた立てこもり事件で、国籍別で最多の9人が犠牲になったイタリア。国内に衝撃が広がっている。事件の生存者2人が、伊メディアの取材に当時の状況を証言した。

 現場のレストランは伊大使館に近く、10人のイタリア人客はみな近所に住む常連だった。4日付のスタンパ紙によると、現地在住の実業家ジャンニ・ボスケッティさん(56)は、2年前に結婚した妻クラウディア・ダントーナさん(56)ら3人で庭のテーブル席に座っていた。ボスケッティさんが携帯への部下からの電話を受けようと席を立った時、襲撃が始まった。

 「妻が私を呼ぶのが聞こえた。振り返ると、マシンガンを持った男が見えた。銃を持った別の男が、客たちを立たせていた。私はやぶの中に隠れた」

 やぶの中で6時間以上過ごし、…

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