記録:会長自ら「国歌歌えない選手、日本代表じゃない」と断言する東京五輪の精神性
「国歌歌えない選手、日本代表じゃない」森喜朗氏:朝日新聞デジタル(2016年7月3日18時56分)
「国歌を歌えないような選手は日本の代表ではない」。東京・代々木の体育館で3日にあったリオデジャネイロ五輪の代表選手団の壮行会で、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が来賓のあいさつでそう述べた。オリンピックの精神にももとるという声が出ている。壇上には選手ら約300人が登壇。森会長は、直前の陸上自衛隊中央音楽隊の松永美智子陸士長による国歌独唱時の様子を振り返って「どうしてみんなそろって国歌を歌わないのでしょうか」と問いかけ、サッカー女子の澤穂希さんや、ラグビーの五郎丸歩選手が君が代を歌い、その様子を見て国民が感動した、と述べた。「口をモゴモゴしているだけじゃなくて、声を大きく上げ、表彰台に立ったら、国歌を歌ってください」と選手団に呼びかけた。
場内ではみんなで声を合わせて歌う「斉唱」ではなく「国歌独唱」とアナウンスされ、ステージ上のモニターにも「国歌独唱」と表示されていた。
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森氏の発言が状況を理解していないめちゃくちゃなものだという指摘もさることながら、そもそも東京五輪はこういう精神性のもとに強力に誘致されたものだということを想起しておきたい。森氏個人の特殊性に還元されるものではないのは言うまでもない。東京五輪を巡る様々なゴタゴタもこの種の精神性「国歌歌えない選手は日本代表じゃない」と関係していると思うのだがどうだろうか。
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