映画「秘密」のネタバレを原作漫画から大公開！意外な結末とは？

こんにちは、若竹です。

清水玲子さんの漫画「秘密」が実写映画化！

「童顔で女性にも見えるアラサー警視正」という実写化不可能に思われた主人公・薪を生田斗真さんが演じます。

相棒の新人・青木役は岡田将生さん。ビジュアル面にも期待ですね。

関連記事：映画「秘密」のあらすじ・キャスト・公開日は？

原作は10年間以上連載され、2012年に完結した少女漫画（単行本全12巻）

少女漫画と言いつつも、恋愛要素はほぼゼロで人間の心理に深くメスを入れた異色の作風が人気の作品です。

漫画ではいくつもの難事件に関わってきた薪・青木ですが、映画化に当たって全て詰め込める量ではありません。

おそらくは単行本9巻後半から始まる最後のエピソード「2010 END GAME」や、作中で重大な意味を持つ一連の「貝沼事件」あたりが映像化されるのではないかと思います。

というわけで今回は映画「秘密 THE TOP SECRET」のネタバレとして、上記の事件について原作漫画の内容を紹介！

思ったより壮大な規模で展開される物語の結末とは？

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「秘密」のネタバレ！

以下、いきなりネタバレからスタートするので注意！

※あらすじ・基本的な世界観・登場人物紹介などは本記事では割愛（上の関連記事を参照！）

最後にして最大の事件

原作最後のエピソード「2010 END GAME」

物語の序盤にはいきなり「青木の姉夫婦が何者かに命を奪われる」という悲劇が起こります。

機密の多いMRI捜査に関わる立場上、第九の人間は何者かに命を狙われることもある…とはいえ無関係の家族まで巻き込んでしまうなんて…。

青木は事件の捜査を絶対に諦めないことを決意すると同時に、これ以上身内を巻き込まないために婚約者である三好雪子と別れることに…。

姉夫婦の脳をMRI捜査で調べたところ、実は犯人の狙いは薪であることが判明します。

第九のトップとして数々の秘密を知っている薪に対しては、これまでも嫌がらせが続いていました。

青木の姉夫婦への凶行は、薪への圧力がエスカレートした形だったのです。

同時期、第九には新しいメンバーが加わりました。

男の名前は滝沢。滝沢は第九初期メンバーの一員で、ある凶悪事件のMRI捜査で精神に障害を負い療養していたはずの男でした。

怪しんだ薪は滝沢の身元を調査します。どうやら「滝沢」の正体は、まったく別人の外国人…？

滝沢と名乗る男は、本当の「滝沢幹夫」の戸籍を乗っ取り警察に入り込んだ何者かであることが判明します。

クライマックスへ！

青木の姉夫婦を手にかけた犯人が薪に要求したことは「あるデータの持ち出し」

犯人と決着をつけるべく、薪は法を犯して独自にデータを持ち出し警察から追われる身となってしまいます。

ついに薪が対峙した犯人の正体は滝沢。

滝沢の正体はチメンザール軍のスパイで、国にとって重大なスキャンダルが記録されたMRI捜査のデータを始末することが目的でした。

駆け引きの末、スキャンダルが詰まったデータの中身は全世界に流出。

薪も絶体絶命のピンチに陥りましたが、なんとか生き延びることができました。

一時は警察から追われる身となった薪でしたが、その勇気ある行動は世界から評価され警察組織に戻ることに。

そして、薪はアメリカのMRI研究施設へと渡ることになったのでした。

薪と青木は離れ離れとなり、青木は雪子とよりを戻すことなく姉夫婦がのこした赤ちゃんを育てることに。

ラストシーンは青木からの手紙を見て涙を流す薪。

ここでの薪の心境はとても文章にはできないので是非・原作漫画か映画でご確認ください。

補足：データの中身とは？

薪と滝沢が命を懸けて対決する原因となったデータ。

その中身はある少年のMRI捜査記録でした。

少年は生前に、チメンザール軍によって反政府組織のリーダーやその仲間が無残に始末された場面を見ていたのです。

逃亡生活の末に、MRI捜査のことを知った少年は「カニバリズム事件」の犯人として自身を調べさせることで、世界にチメンザール軍の凶行を知らせようとしたのでした。

物語の終盤、真の黒幕としてチメンザール軍の背後にいたのは資金提供をしている中国であることが明かされます。

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貝沼事件のネタバレ

原作漫画「秘密」の中で、「2010 END GAME」と並んで重大な事件として扱われているのが「貝沼事件」

2058年に起きた「28人連続殺人事件」は史上最悪の犯罪と呼ばれ、貝沼の脳をMRI捜査した5人のメンバーの中で唯一無事だったのは薪だけでした。

※薪の相棒だった鈴木はこの事件をきっかけに落命。最後は薪が銃の引き金を引き、精神的な重荷となります。

また、貝沼は生前にあらかじめ別の犯罪の種を仕込んでおり「未成年連続自殺事件」を引き起こした犯人でもあります。

もう少し詳しくネタバレしていきましょう。

薪の悪夢

貝沼が凶悪事件を起こしたのは、薪への狂った愛憎が原因でした。

実はその昔、薪は貝沼を万引きで逮捕していたのですが、あまりの惨めさに見逃していたのです。

その時、貝沼は薪への狂った愛憎を抱いたのでした。

何度も笑顔で薪にお礼を言う貝沼はこう言います。

「急に生きる希望が見えてきた」

貝沼はいわゆるサイコパスだったのでしょう。

その後、貝沼は薪に容姿の似た美少年ばかりを狙って28通りの残虐な凶行（例：バラバラに解体する）を実施。

捕まった後は拘置所で自ら命を絶ちます。

全てはMRI捜査で自分の脳を調べるであろう薪への当てつけであり、自ら命を絶つ際にも薪へのメッセージを脳内に残していました。

結果として、第九のメンバーは薪1人となり、薪の精神にも深刻なトラウマが残ったのでした。

また、貝沼はそれとは別に少年院の子どもたちにある催眠をかけていて、それが後の「未成年連続自殺事件」となったのです。

貝沼事件を通じて薪は精神的に大きなダメージを負っていて、ときどき情緒不安定な状態に陥るようになります。

最後のエピソード「2010 END GAME」の結末では、そんな薪が「人間の在り方」を悟り、過去から解放されたかのように涙を流したのでした（やっぱり文章では感動が伝わりませんね）

まとめ

生田斗真主演で実写映画化が発表された「秘密 THE TOP SECRET」

少女漫画らしからぬ深い心理描写やハードな事件は傑作で、男性にも読んでほしい作品です。

数々の難事件が描かれる「秘密」ですが、今回は映画化されそうな「2010 END GAME」と「貝沼事件」を結末までネタバレ解説しました。

これを機に、原作漫画の人気も上がりそうな予感！

映画「秘密 THE TOP SECRET」が好評だったら、連ドラ化！とか続編映画制作！とかならないかな。

生田斗真さん＆岡田将生さんの熱演に期待です！

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