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 ダッカの人質立てこもり事件で、政府専用機で到着した日本人犠牲者7人の遺族は4日、遺体が安置されている病院を訪れ、遺体と対面した。専用機は遺族と遺体を乗せて4日夜(日本時間4日深夜)に現地を出発した。外務省によると、5日朝に帰国する予定だ。

 遺体との対面は、4日午前6時半(同午前9時半)から家族ごとに行われた。遺族らは4日午後6時すぎ、事件現場となった市内のレストランを訪れた。

 事件で負傷した男性の家族は政府専用機でダッカ到着後、すぐに病院で男性と面会した。男性はけがの状態もあり、別の飛行機で帰国する見通しだという。

 バングラデシュ政府は4日午前、市内の運動競技場で追悼式典を開いた。犠牲者を出した日本、イタリアなど5カ国の国旗を掲げた壇上に、バングラデシュ人ら3人の犠牲者のひつぎが据えられた。バングラデシュ人の遺族約20人が見守るなか、ハシナ首相のほか、日本の渡辺正人・駐バングラデシュ大使らが献花。その後、一般市民が次々と献花に訪れた。(ダッカ=五十嵐誠、武石英史郎)

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