出た!
よっしゃ。
31年前の殺人事件で服役した男性が求めていた、裁判のやり直し・再審が認められました。
再審が認められました。
熊の被害が止まりません。
熊に襲われ、4人が死亡したと見られる秋田県鹿角市では、緊急の会議が。
こんばんは。
ニュース7です。
31年前の殺人事件で、再審・裁判のやり直しが認められました。
熊本県で59歳の男性を殺害したとして、長年にわたり服役した男性が、無実を訴え、求めていた再審請求です。
再審が認められた大きな決め手がこちら、1つは凶器が被害者の傷の大きさと一致しない可能性。
もう1つは、自白では犯行のあと、燃やしたはずだったシャツの布が、実は検察側に残されていたことです。
裁判所は、自白には、重要な部分に、客観的事実との矛盾があると指摘しました。
裁判所の決定が出されたあとの記者会見。
無実を訴えてきた宮田浩喜さんが姿を見せました。
宮田さんは83歳、病気のため、介護施設で過ごしています。
31年前の昭和60年1月、当時の熊本県松橋町、今の宇城市の住宅で、1人暮らしの59歳の男性が、刃物で刺されて殺害された事件。
男性の知り合いだった宮田さんが逮捕されました。
当時51歳。
捜査段階で自白したとされましたが、裁判の途中からは、一貫して無実を訴えました。
結局、殺人などの罪で、懲役13年の刑が確定。
平成11年、刑務所から出たときには、65歳になっていました。
認知症で判断能力が低下した宮田さんに代わって、息子などが申し立てた再審請求。
熊本地方裁判所が出したのは、やり直しを認める決定でした。
なぜ裁判所は再審を認めたんでしょうか。
1つは凶器です。
当初、凶器とされた小刀について、弁護団は専門家に鑑定を依頼。
被害者の傷の大きさと一致しないと主張してきました。
裁判所は、凶器とされた小刀によってつけられた傷ではない可能性があるとしています。
さらにこの写真、宮田さんのシャツです。
捜査段階で宮田さんは、血液が付着しないよう、小刀に布を巻きつけ、犯行後に燃やしたと自白していました。
再審に向けて、事件の証拠を調べた弁護団は、燃やされたはずの布は検察に保管されていて、組み合わせると1枚のシャツに復元されたと主張しました。
さらに検察には、布からは血液の付着が確認できなかったという報告書も残されていました。
再審請求の中では、新たに開示されたおよそ100点の証拠などを検討。
熊本地方裁判所の溝國禎久裁判長は、布が燃やされておらず、血液も付着していないことが分かり、小刀が凶器でない疑いが強くなった。
自白には、重要な部分に客観的事実との矛盾があり、信用性が揺らいでいるなどと指摘しました。
今回の決定について、多くの刑事裁判や再審を担当した元裁判官は。
検察は決定を不服として、抗告することができます。
熊本地方検察庁の大久保仁視次席検事は、意外な決定であり、上級庁とも協議のうえ、適切に対応したいというコメントを出しました。
宮田さんの長男の貴浩さんです。
現在は入院中ですが、3月にNHKの取材に応じていました。
次です。
42人が死亡した、トルコ・イスタンブールの国際空港での自爆テロ事件。
トルコの当局は、容疑者3人は外国人だという見方を示しました。
こちらは現地の新聞です。
監視カメラに映った容疑者と見られる3人の画像を載せています。
現地のメディアは、3人がロシア南部の北カフカス地方などの出身だと伝えています。
アタチュルク空港の入り口です。
通常、こちらには利用客の長い列が出来るんですが、きょうは空港を訪れる人はまばらです。
航空機の運航は再開しましたが、事件の爪跡は残されたまま。
ターミナルの外には、銃を持った警察官が大勢配置され、ものものしい状況が続いています。
42人が死亡、200人余りがけがをした今回のテロ事件。
武装した3人の男が、銃を乱射して自爆しました。
治安当局は、過激派組織IS・イスラミックステートが関係した可能性があると見ています。
その3人について、トルコの内相は。
監視カメラに映ったと見られる3人の黒い服装の男。
銃を構えている様子も。
トルコの主要メディアは30日、捜査当局の情報として、3人は、ロシア南部の北カフカス地方などの出身で、事件のおよそ1か月前に、イスタンブール中心部の移民が多く暮らす地区に拠点を置き、事件の準備を進めたと伝えました。
事件当日、3人は同じタクシーで、アタチュルク国際空港に到着。
不自然に厚着をしているのを不審に思った警察官に、職務質問されたことをきっかけに、銃撃を始めたということです。
そして3人のうち1人が、到着ロビーの外で自爆。
残りの2人が、別々の入り口から手荷物検査場を突破してターミナルの中に入り、自動小銃などを乱射したあと、自爆したということです。
空港の外で銃撃を始めて、入り口の手荷物検査場を突破した今回のテロ事件。
ユルドゥルム首相は今後、空港の外にも、銃を持った治安当局の要員を配置する方針を明らかにしました。
また地元の通信社は、警察が30日、16か所を捜索し、13人を拘束して、事件との関わりについて事情聴取を始めたと伝えています。
今回の事件について、アメリカの情報機関、CIA・中央情報局のブレナン長官は。
過激派組織ISが、なんらかの形で関わっている可能性があるという見方を示しました。
そしてオバマ大統領は、テロとの戦いを続けるとともに、アメリカ政府として、トルコを支援する考えを強調しました。
さて、こちらは神奈川県の住宅近くで撮影された映像です。
熊の目撃情報が各地で相次いでいます。
先月下旬以降、熊に襲われて4人が死亡したと見られる秋田県鹿角市では、きょう、山菜採りの男性が襲われ、けがをしました。
地元では緊急の会議を開いて、対策を協議しました。
秋田市の高速道路です。
きょう午前、道路脇の山から出てきた熊が、乗用車と衝突しました。
熊の体長はおよそ1メートル。
車を運転していた20代の女性にけがはありませんでした。
鹿角市十和田大湯の山林です。
きょう、またしても熊による被害が起きました。
この林道を1キロほど先に行った場所で、山菜採りをしていた男性が突然熊に襲われました。
先月下旬以降、タケノコ採りをしていた4人が熊に襲われ死亡したと見られる、秋田県鹿角市十和田大湯の山林で、きょう、山菜採りをしていた54歳の男性が熊に襲われました。
男性は、頭をひっかかれたり、腕をかじられたりするけがをしましたが、警察によりますと、命に別状はないということです。
きょう、男性が襲われた場所は、4人が襲われた現場から、南におよそ9キロ離れているということです。
相次ぐ熊の被害。
鹿角市や、青森県の十和田市など、周辺の自治体が緊急の対策会議を開き、新たな被害が出た場合は、メールやファックスで情報を共有することなどを確認しました。
熊の目撃情報は、隣の岩手県でも。
けさ、雫石町の小学校で、教員が校庭で熊を見つけました。
児童は登校する前で、けが人はいませんでした。
岩手県内では、熊の目撃情報が4月以降、1000件以上に上っています。
神奈川県でも、住宅の近くなどで目撃されるケースが相次いでいます。
ことし4月からおとといまでに27件。
昨年度の同じ時期に比べて、3倍近くに増えています。
ラーメン店にまで現れていました。
先月28日の夜、店の入り口の自動ドアに、熊がぶつかってきたといいます。
幸い、自動ドアが反応せず、店内に熊は入ってきませんでした。
入り口には、熊のものと見られる手や鼻の跡が残っています。
専門家は、熊が出没している情報がある場所には、絶対に近づかないことが一番の対策だとしたうえで、熊が人里に現れた場合の注意点として、人の生活圏で、やむをえず立ち入らざるをえない場合には、ヘルメットを着用して、熊よけのスプレーを常に携帯してほしいと話しています。
また、熊に襲われて死亡したと見られる被害が出ている、秋田県鹿角市のケースについては、次のように注意を呼びかけています。
川沿いの道路を集団で登校していた小学生の列に、乗用車が突っ込みました。
けさ、岐阜県海津市、8人の児童がけがをしました。
走り去ったと見られる車は、近くの駐車場で見つかりました。
警察は、中にいた60代の男を確保しました。
男は腹部を刺していて、回復を待って、ひき逃げなどの疑いで逮捕する方針です。
車は、あちらの信号から、スピードを出して、まっすぐ走ってきたということです。
川沿いを歩いていた小学生を、後ろから次々とはねたということです。
岐阜県海津市、けさ7時半ごろのことでした。
川沿いの道路を、1列になって歩いていた10人の小学生。
乗用車は左後方から突っ込んできました。
次々とはねられ、3年生から6年生の男女合わせて8人が、頭などにけがをしました。
けがの程度は、いずれも軽いということです。
現場から走り去った乗用車。
およそ20分後、児童たちをはねたと見られる車が見つかったのは、200メートルほど離れた市役所の駐車場でした。
駐車場に入ってくる車を目撃した、海津市の職員は。
警察は、車内にいた60代の男を確保しました。
男は、刃物で自分の腹部を刺していて、数日間の入院が必要だということで、警察は、回復を待って、ひき逃げなどの疑いで逮捕する方針です。
けがをした子どもたちが通う、海津市立高須小学校の久保田ひろみ教頭は、通学路ではこれまで、事故が起きたり、危険な目に遭ったりしたという問題は起きておらず、子どもたちもきちんと1列で登校していたと聞いている。
交通安全については、日々、学校で指導しているが、改めて指導を徹底したいと話しています。
次は、南シナ海を巡る中国とフィリピンの問題についてです。
中国は、南シナ海のほぼ全域の管轄権を主張しています。
一方、フィリピンは国際法上認められないとして、国際的な仲裁裁判を申し立てていました。
審理を行ってきた、オランダにある、こちらの建物に入っている仲裁裁判所が、判断を来月12日に示すことになりました。
これを前に、中国の国家海洋局や、外務省の幹部らが、自国に不利な判断が出る場合に備えて、具体的な対応策を検討していたことが、日中の外交関係筋への取材で明らかになりました。
南シナ海を巡っては、整備された滑走路。
管制塔のような施設も。
中国が人工島でレーダーの整備など、軍事的な拠点とする動きを進めているのに対して、領有権を主張するフィリピンやベトナムなどが反発。
アメリカも強い警戒感を示しています。
中国は、南シナ海のほぼ全域に自国の管轄権が及ぶと主張。
これに対しフィリピンは、国際法上認められないなどとして、仲裁裁判を申し立て、国際的な司法判断を求めていました。
この申し立てに対する判断が、来月12日に示されることになりました。
双方の主張です。
フィリピン側は、中国が歴史的な権利として、南シナ海に独自に境界線を設定して、その内側の海域の管轄権を主張しているのは、国際法上、根拠がなく、無効だと訴えています。
一方の中国、この問題は、当事国どうしの協議で解決すべき問題だとして、審理への参加を拒否。
仲裁裁判所のいかなる判断も受け入れないとの立場を強調しています。
その中国。
自国に不利な判断が出る場合に備えて、具体的な対応策を検討していたことが明らかになりました。
日中の外交関係筋によりますと、ことし3月下旬、北京で、国家海洋局や外務省の幹部など、20人余りが出席して、仲裁裁判への対応策が話し合われたということです。
この中で国家海洋局の幹部は、中国に不利な内容の判断が示される可能性が高まっているとの見方を示し、幻想を捨てて準備するよう呼びかけたということです。
国家海洋局の幹部や専門家からは、判断が示される前に、中国による支配の既成事実化を急ぐため、次のような意見が出たということです。
フィリピンのルソン島に近いスカボロー礁に人工島を造成する、南沙諸島、英語名・スプラトリー諸島で、フィリピンが実効支配している、セカンド・トーマス礁を奪い取るべきだ。
南シナ海に防空識別圏を設定すべきだ。
一方、中国外務省の幹部が、フィリピンに続いて、ベトナムやインドネシアなどが、仲裁手続きを取ることへの懸念を示したということです。
今回の議論について、南シナ海の問題に詳しい専門家は。
また、中国が対抗措置を検討していることについては、次のように指摘しました。
ここまでお伝えしてきたニュース、こちらです。
続いては、沖縄のアメリカ軍の軍属の男が、20歳の女性に暴行を加えて、乱暴しようとしたうえ、殺害したとして逮捕された事件。
検察庁は、男を殺人などの罪で起訴しました。
起訴されたのは、アメリカ海兵隊の元隊員で、嘉手納基地で働く軍属の、ケネフ・シンザト被告です。
那覇地方検察庁は、起訴された内容を認めているかどうか、明らかにしていません。
捜査関係者によりますと、シンザト被告は、逮捕された当初は、殺害をほのめかす供述をしていたということです。
その後は事件について何も話しておらず、凶器とされるナイフなども見つかっていないということですが、検察は、逮捕当初の供述は信用できるとして、起訴したと見られます。
太平洋戦争中の言論弾圧事件、横浜事件で、当時の警察から拷問を受けた元編集者などの遺族2人が、国に賠償を求めた裁判。
東京地方裁判所は、当時の警察や検察官、裁判官の行為が、いずれも違法だったと認める一方、当時は、国に賠償責任を負わせる法律がなかったとして、訴えを退けました。
きょうの判決で、東京地方裁判所の本多知成裁判長は、当時の憲法の下でも、拷問による取り調べは明らかな違法行為で、拷問の事実を認識していた検察官や裁判官の対応も違法だったなどとして、さまざまな違法行為が行われていたと指摘しました。
鉄よりも強い一方で、軽くしなやかで夢の新素材ともいわれる、ナノカーボン材料。
大手電機メーカー、NECは、新しい構造の材料を発見したと発表しました。
ナノカーボン材料としての特徴に加えて、ほかの材料と混ぜやすく、さまざまな機能を持つ、新しい材料に加工できるということです。
また、従来と比べて、安く大量生産することが可能だということです。
研究グループでは、来年度から、ほかのメーカーや大学などに開発用のサンプルを提供し、数年後の実用化を目指します。
パラリンピックで活躍が期待されるトップ選手に対して、今年度から、オリンピック選手と同じ額の助成金が交付されることになり、対象選手への説明会が行われました。
都内で開かれた助成金の説明会。
9月のリオデジャネイロパラリンピックで金メダルを目指す、陸上の山本篤選手など、障害者のトップ選手およそ30人が出席しました。
トップ選手への助成金は、日本スポーツ振興センターが、オリンピック選手を対象に、年間240万円を交付しています。
2020年東京パラリンピックの開催を受け、今年度からは、障害者のトップ選手も新たに対象となりました。
助成金は、合宿や遠征など、強化の費用に充てることができます。
プロ野球はナイトゲーム4試合です。
DeNAは、4番筒香のタイムリー内野安打で先制しました。
ひろしまは、球団記録に並ぶ12連勝をかけて、ヤクルトとの対戦。
現在4対1でリードされています。
気象情報は福岡さんです。
こんばんは。
あすから7月が始まりますが、晴れて厳しい暑さになりそうです。
雲の様子を見ると、九州には梅雨前線による雲がかかっていたんですけれども、その南側は夏の高気圧に覆われて、雲がありません。
ないですね。
晴れた日が多かった沖縄の那覇では、16日間連続で30度以上の真夏日となりました。
そして、あす以降、この夏の暑さをもたらす高気圧が勢力を強める予想です。
ということで、暑くなるわけですね。
そうなんです。
あすは各地、気温が上がる予想で、福島ではきょうより7度も高くなる予想です。
さらにあす以降も暑さが続きます。
各地、30度を上回る予想で、熊谷では35度近くまで気温が上がる日もありそうです。
湿度も高く、かなり蒸し暑くなりそうです。
(笑福亭鶴瓶)今度紹介する人はですね…。
2016/06/30(木) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]
▼31年前の殺人事件で服役した男性の再審決定▼イスタンブールのテロ 空港外の警備も強化へ▼きょうも各地でクマ出没 秋田で緊急対策会議▼登校の列に車 児童8人けが
詳細情報
出演者
【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】福岡良子
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