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東京都知事選 「税収の地方再配分と都知事は矛盾」秋田知事、増田寛也氏を疑問視

産経新聞 7月4日(月)19時38分配信

 東京都の舛添要一前知事の辞職に伴う都知事選をめぐり、秋田県の佐竹敬久知事は4日の定例記者会見で、岩手県知事や総務相を務め、自民党都議団が擁立を目指している増田寛也氏(64)について「地方創生で、東京都をいかに小さくするかを主張してきた人が都知事になると矛盾する」と疑問を呈した。

 増田氏は総務相時代の平成19年、大都市に偏る法人関連の税収を地方に再配分するため、地方税である法人事業税の一部を国税の地方法人特別税に衣替えし、地方に配る税制改正を決めた。これにより東京都は毎年約1200億円~約2千億円の減収になった。

 佐竹知事は「これまでの都知事は東京の税金だと文句を言ってきたが、増田さんは言えるのかな。都知事になってもらいたい気持ちもあるが、増田さんは(政策の整合性が)苦しいと思う」と述べた。

 自身が推していた、人気グループ「嵐」の桜井翔さんの父で前総務事務次官の桜井俊氏(62)の不出馬については「ああいう山っ気のない、純粋な人がいい。残念だ」と未練を残した。

最終更新:7月4日(月)23時3分

産経新聞

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