数年前、GoogleのCMで「1」「1」「5」「8」の4つの数を使って10をつくるパズルが有名になりました。

息子にこの問題を聞かれたお父さんが、息子のいない隙にGoogleを使って答えを検索し、ことなきを得るというものです。

非常に難問だったので、頭を悩ませた記憶のある方も多いのではないでしょうか?

ちなみに、パズルの答えは、8÷(1-(1÷5))。答えがわかってしまえば納得ですが、自力でこの答えにたどり着くのは至難の業かもしれません。

このように、4つの数で10をつくるパズルは昔から非常に有名で、「10パズル」や「make10」と呼ばれています。

■もっとも難問の「10パズル」・問題編

10パズルでもっとも有名な難問といえば、「1」「1」「9」「9」です。

この4つの数を使って10をつくってみましょう。使えるのは、演算子(+、-、×、÷)とカッコのみ。

演算子は全種類使わなくてもOKです。紙に書いて計算してみてください。

■もっとも難問の「10パズル」・回答編

……そろそろ、10はできましたか?

答えは、9×((1÷9)+1)です。カッコ内を計算すると10/9(9分の10)となり、9とかけ合わせることで10になります。

意外と計算に時間がかかったのではないでしょうか?

■解けたら「IQ135以上」パズル・問題編

さて、ここからが本題です。

「3」「4」「7」「8」の4つの数を使って10をつくってください。

条件は、上記の練習問題と同じ。使えるのは演算子(+、-、×、÷)とカッコのみです。

■解けたら「IQ135以上」パズル・回答編

……みなさん、答えはわかりましたか? 「解けそうで解けない!」とイライラしているのでは?

 

 

 

答えは、8×(3-(7÷4))です。「×8」は後ろに置いてもかまいません。

7÷4は7/4なので、カッコ内は5/4になり、ここに8をかけると40/4=10になります。

パッと解けたかたは、かなりのIQの持ち主といっていいでしょう。

ちなみにIQは100を平均値とし、約70%の人がIQ85〜115の間です。IQ135以上の人は2%程度とされています。この難問パズルを一発で正解したかたは、IQ135以上かもしれません。

このパズルは脳トレになるだけではなく、渋滞時などの暇つぶしにも最適。何通りかの答えが出る数字の組み合わせもあります。気軽に楽しんでみてください。

(文/平野鞠)

 

【参考】

※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識

※老年若脳

※IQ脳.net