2016-07-04

アニメがヒットすると「社会現象」と言い出す感じが最強にキモい

最近の、深夜オタクアニメが少し話題になったくらいで社会現象って言い出す感じがキモすぎる。

社会現象」でググれば、「社会現象を起こしたアニメwwww」みたいな気持ち悪い2ちゃんねるアフィブログばかりヒットして、まるで社会現象っt言葉流行ったアニメだけを表す言葉かのようだ。

社会現象って言うからには、「たまごっち」や「だんご三兄弟」くらい、老若男女誰でも知ってて日本人ほとんどが買ったくらいじゃないと言えないだろう。

ハルヒけいおんを視たりグッズを買ってる子供や爺さんがいたのか?アホなのか?

アニメ社会現象と騒いでいた件で記憶に新しいのは「おそ松さん」か。確かに90年代ガングロプリクラ等、女子高生ブームという言葉を作ったほど(女子高生ブームとか言われてもピンと来ないが、社会学的には90年代女子高生時代らしい)若い女性の間だけのブームでも社会現象と呼ばれるが、それは当時女子高生の圧倒的大多数がガングロプリクラを撮っていたからであって、おそ松さん社会現象と言うには若い女性のほぼ全員がおそ松さんに熱をあげていなければならない。しかし、俺の周りの若い女の子に「おそ松さんにハマっている」というのは誰一人いない。

おそ松さん流行っているといっても、オタク女子イケメン声優にキャーキャー言っているだけであって、ジャニーズがキャーキャー言われているのと大して変わらないだろう。ジャニーズがキャーキャー言われてもそれは社会現象とは呼ばない。

アニメ社会現象といえば、みんな真っ先に思い浮かぶのはやはり「エヴァ」か。

当時の雑誌資料を漁れば、いかエヴァが熱気だってたかがわかる。

大学教授社会学者宗教学者心理学者といった学者たちが「これは非常に深いアニメだ!」とそれぞれの学問に照らしあわせて熱弁を奮っていたり、

それまで「オタク気持ち悪い」なんて言っていたタレント達が次々エヴァファンだと名乗りあげたり、

アニメなんて全く関係なかったテレビ番組雑誌がこぞってエヴァ特集を組んだり、

連日ワイドショーでもエヴァの盛り上がりっぷりを報じていた。

当時大学に通っていた人の話では、「エヴァ放送当初は『凄いアニメが始まった!』と話しても誰も話を聞かないどころかバカにされていたのに、吸うか月後そのバカにしていた連中までエヴァにハマっていた」と聞いた。

90年代なんて、大学生にもなってアニメなんて見ていたら犯罪者予備軍扱いされていた時代である。そんな時代大学生全体を飲み込むほど大ブームになれば、社会現象と言ってしかるべきだろう。

まあ、今の中高生エヴァを観ても「これの何が面白いの?」と言うそうだ。

20年経った今観れば、たしかに話を壮大にしといてすべて解決せずブン投げた、いわゆる「夢オチ」で逃げてしまった大失敗作でしかない。

宗教学者が「キリスト教用語が次々出てきて、ここには非常に深い意味が隠されている…」と熱弁を奮って解説していたが、ただむやみやたらに宗教用語を出していただけで特に深い意味もなかった。

それでも、当時としてはエヴァは今まで見たことの無い新しい表現に溢れていて、リアルタイムで見ているからこそ熱狂したのだ。それが社会現象を起こした全てである

エヴァ以降、社会現象と騒がれたアニメ特に無かった。エヴァアニメオタクイメージ向上には全く役に立たず、エヴァブーム終了後も相変わらずアニメオタクは「犯罪者予備軍のヤバイ奴」のままだった。

しかし、その10年後くらいにまた「社会現象」という言葉アニメに使われはじめる。「ハルヒ」のブームである

思えば、冒頭で述べた「アニメをなんでもかんでも社会現象と言ってキモい」の元祖がこれ。

DVDやグッズがバカ売れしたか社会現象だ、とオタクは言う。しかし、当時は世間がやっとネットに慣れてきて、YouTubeニコニコ動画世間認知され始めたことでもある。ネットを見ればどこもハルヒ話題動画サイトを見ればハルヒテーマにした動画が連日アップされ、再生回数ものすごい数を稼いでいる。秋葉原ホコ天にはハルヒコスプレをした奴がうじゃうじゃいてダンスを踊っている。アニメオタクが初めてひとつアニメで(あくまネット上と秋葉原だけで)一体感を感じたのかもしれない。

でもアニメオタクの間だけで話題になっただけであって、エヴァのようにそれまでアニメに興味がない人を巻き込むほどではない。「ジャニーズがキャーキャー言われている」程度の騒ぎでしかなかった。

そしてハルヒ以降、その年に話題になったアニメは全て社会現象オタクが持て囃すようになった。

ざっとネット社会現象呼ばわりされているアニメタイトルを並べてみる。

けいおん」「まどかマギカ」「らきすた」「化物語」「ラブライブ」「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」「ガールズ&パンツァー」「干物うまるちゃん」「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」「Angel Beats」「ご注文はうさぎですか」「キルミーベイベー

社会現象 アニメ」でググるだけでこれだけ出てくる。俺は一般人よりちょっとアニメを知ってると思っていたが、聞いたこともないタイトルばかりだ。ちなみに、これらのアニメタイトル単体でググるとそれらを社会現象としたニュースサイト記事も出てくる。

こいつらによると、これらのアニメを全て日本人全員が熱中していたということになる。これらのタイトルを聞いたこともない俺はこの数年間日本に住んでいなかったというのか?毎日テレビにかじりついているうちの両親も「あの日見た花の~」と「おそ松さん」は知っていたが、その他は当然知らない。うちの家族日本人ではないのか。まあ、「社会現象がー」とか言ってるオタクに言わせればこんな増田を書く奴は在日朝鮮人とでも言うんだろうけど。

こんな見たことも聞いたこともないアニメタイトルを並べて「社会現象!」と叫ぶオタク気持ち悪さを感じているのは俺だけではないだろう。

いったい何故これほどまで気持ち悪いのか?そこにはアニメオタクコンプレックス露骨に滲み出ているから。

2016年の今現在アニメオタク犯罪者予備軍のような扱いをされることは無くなった。

毎年夏・冬にはワイドショーコミケの開場を取材し、好意的に伝えている。「コミケのおかげで海外観光客を大量に呼び込んでいるので日本にとって有益」とまで言っている。コミケ開場の目の前で「ここに二万人の宮崎勤がいます!」とレポーターワイドショーで言っていた時代なら考えられない状況だ。

めざましテレビを見れば「今の若者カラオケアニメソングばかり歌います」と、イケてる兄ちゃん姉ちゃんがカラオケアニメソング初音ミクを歌う様子を流す。

俺の知り合いにエグザイルみたいな見た目の友人と派手なギャル女友達しかいない奴がいるが、こいつらとカラオケに行けば俺の知らないアニメソングばかり歌う。こんないかつい見た目のくせして俺よりアニメに詳しそうだ。

クラブに行けば悪そうな、いかにも大麻とか吸ってそうなDJ美少女アニメテーマ曲を回し、エグザイルみたいないかつい連中が躍り狂っている。

いわゆるリア充と呼ばれる若者オタクアニメライトに楽しむ時代になった。こいつら、10年前だったら絶対アニメオタクいじめていたような連中だ。

もはや「オタク気持ち悪い」とは言われなくなった。若者ならオタクアニメを観ていて当たり前、アニメ初音ミクファッション時代になった。

でも本当に気持ち悪いオタクファッション感覚アニメを観るやつらを仲間だなんて思っちゃいない。アニメきっかけに仲良くなることもない。

アニメを「社会現象」と叫ぶことによって、流行を作っているのは俺らキモオタだ、俺たちはお前らより上の存在なんだと示したいだけのように見えてしょうがない。本当は社会現象と言われるほど流行ってはないのに、無理矢理社会現象でっちあげて「この頂点にいるのが俺なんだ」と誇示したいだけ。そのオタクによるどうしようもない膿みたいなものが、社会現象という言葉から溢れている。

やはりアニメオタク犯罪者予備軍扱いされるくらいがちょうどいい。日陰者で地味にアニメを観て、それがわかる少数精鋭だけで固まっていたほうが楽しかった。

女に不自由しないヤリチン兄ちゃんがファッション感覚アニメを観だしたら、オタクの居場所はどこにある?

え?「今の若者ほとんどアニメ観ているなら社会現象じゃないか」って?

社会現象じゃないよ、イケてる奴らはYouTube違法アップロードされたアニメしか観ないでアニメに金払わない、ただのファッションなんだから

トラックバック - http://anond.hatelabo.jp/20160704231131

記事への反応(ブックマークコメント)