24/24
第二十四話 開店初日、無事終了!
読者の皆様の意見を検討した結果、靴箱の鍵は各自管理、ロッカーの鍵はゴムで手首に巻く形にしました。そちらのほうが温泉ぽいなと思ったのでm(_ _)m
開店一日目、21時。
「ありがとうございました!! またのお越しをお待ちしております!!」
最後の客を見送った途端に緊張の糸が切れた。
「終わったあああぁぁぁぁ……!!」
ロビーでへたり込み、俺は大きく息を吐いた。
かれこれ朝の9時から今まで、ほぼフルで働いている。
まさか異世界に来てまで社畜になるとは思わなんだ。
「お疲れ様なのですタクマ様!」
「ありがとうティナ」
ティナがコーヒー牛乳を持ってきてくれた。
ゴクゴクッと一気に飲み干す。
労働後の冷たいコーヒー牛乳はとても美味しかった。
「あー、終わった!」
「思ったよりいっぱい来たわね!」
「よし!とりあえず温泉だ温泉!」
スタッフ達が続々と集まってくる。
皆の表情は明るく、ある種の達成感に満ち溢れていた。
「お疲れ様です、主任」
「ああ、ケビンもお疲れ」
受付係の金髪ボーイ、ケビンが紙の束を手に寄ってきた。
「何人来た?」
「えーと、トータルで2432人ですかね」
「に、にせっ……!? そんなに来たの!?」
「はい。うち、1800人ほどがサービス券持ちでした。効果は抜群ですよ」
それにしても、2432人か。
うーん。
でもまあ、ある意味納得である。
サービス券のおかげも大きいが、この数字をはじき出した一番の原因は、利用者が皆そこまで長湯をしなかったところだろう。
平均すると、大体一人30分程で温泉を出ている。
やはり、初めての温泉ということでのぼせるのが速かったのだろうか。
これがなければ2400人という数の利用者をさばききることは到底不可能だっただろう。
「それで、気になる売り上げは?」
「はい。温泉料金、コーヒー牛乳代、その他貸出料金もろもろ込みで……」
ごくり。
「55万4600エルですね」
おお、とその場がどよめいた。
「1800人がサービス券でこの売り上げは、なかなかいいのではないか」
うむうむと、エイリが腕を組んで頷いている。
「55万エルですか~……オムライスがお腹いっぱい食べられますねー」
頭上でふわふわと何かを妄想しているティナ。
幸せそうでなによりである。
「しっかし、一日で55万か……」
内訳は以下の通りである。
◇◇◇
サービス券使用(大人) 1514人×100エル=15万1400エル
サービス券使用(子供) 300人×0エル=0エル。
通常料金(大人)356人×400エル=14万2400エル
通常料金(子供)262人×200エル=5万2400エル
コーヒー牛乳 1247本×100エル=12万4700エル
貸出料金その他 8万3700エル。
計 55万4600エル。
◇◇◇
ここから人件費やらコーヒー牛乳の仕入れ費、備品の補充費、リズへの配当金などをさっぴいたものが純利益になるわけだが。
「このままの調子でいくと、割と洒落にならないくらい稼げるんじゃ……」
なにしろ、サービス券を持っている者がいなくなれば全員通常料金になる。
ざっと計算してみても、一日の売り上げは軽く100万を超えるだろう。
間違いなく、一週間魔法石を採取して得られる報酬よりも多い。
もういっそのこと、これ一本で生計を立てられるのではないかと思うくらいだ。
もしかして温泉王ワンチャンあるんじゃね?
「って、浮かれすぎも良くないね」
もちろん、すべてが順風満帆というわけではなかった。
注意書きをしたにもかかわらず、血塗れで浴槽に入ろうとする冒険者もいたし、はしゃいで盛大に顔からぶっこけた獣人の子供もいた。
飲むな言うとるのに、これ美味しいとか抜かして温泉を口にする味覚音痴なトカゲの亜人もいた。
また、機材トラブルでお湯の入れ替えがうまくいかなかったり、排水溝に汚れが詰まって流れなくなったりもした。
エイリが若い男に絡まれてコーヒー牛乳で思いっきり頬を引っ叩いて返り討ちにしたり、なんて騒動もあった。
今後考えていかねばならない課題も山積みだ。
けど、目立った怪我沙汰や盗難事件も無く、まあいいんじゃないかと思える結果に落ち着いたと思う。
帰りがけのお客さんに温泉の感想を聞いたけど、皆一様に素晴らしかった、気持ちよかったと口をそろえて言ってくれてた。
人族以外の種族だと温泉が肌に合わない者もいるのではないかと心配していたが、杞憂だったようだ。
温泉の気持ちよさは、全種族共通みたいだ。
「よし! まあ、なにはともあれお疲れさん、みんな!」
「「「お疲れ様です!!!!」」」
もちろん、仕事はこれで終わりというわけではない。
スタッフたちにはまだ、浴槽の清掃や片づけ、備品の発注などの仕事が残されている。
「さあ、あとひと踏ん張り頑張りましょう! 終わったら温泉に入って、残れる人はご飯食べていってください! 今日は僕が料理を振る舞います!!」
「待ってました温泉!! って、飯も作ってくれるのか!?」
「やった!! これで私頑張れる!!」
「いよっ!! 主任太っ腹!!」
皆の活気が凄いことになった。
やはり、働いた後の飯ほど魅力的なものは無い。
スタッフたちは一同、所定の場所へと散っていった。
その様子をぼんやりと眺めながら、俺は思った。
──この世界の人たち、体力ありすぎじゃね?
これは嬉しい誤算だ。
どうやら今までここの何倍もきつく、長い労働を経験してきた者達ばかりのためか、今日一日の仕事の中でヘバった者は一人もいなかった。
皆、それが当たり前かのようにスルスルと仕事をこなしていってた。
おかげで回転はものすごくよかった。
「ティナは大丈夫か? 疲れてないか?」
俺と同じく一日通しで働いてくれたティナに聞いてみる。
途中、今日はもういいぞと声をかけたが、ティナも一度もバテることなく働いた。
疲労を溜めこんでないか心配だ。
「はい! 大丈夫です! なぜだかわからないのですが、とっても身体が軽いのです!」
「ふむ……」
どうやらティナも、他のスタッフと同じように疲れていないらしい。
「てか、俺も俺であんま疲れてないんだよな……」
「そうなのですか?」
「うん。12時間ほぼ休まず働いたはずなのに、不思議と疲労感は感じない」
労働は体力面よりも精神面に疲れが来るもの。
普通これだけ働いたら、今すぐにでもベッドダイブしたい気持ちになるのに、寝起きのようなスッキリ感が続いている。
日本では5時間のバイトでひーふー言ってたのに……。
流石になんか、おかしいと思う。
ティナにしろ、俺にしろ。
身体強化プログラムを受講したわけでもないのに体力が持続しすぎている。
俺に至っては常にエナジードリンクが効いているような気分なのだ。
けど、
「まあ、体力あって困ることは無いし、別にいっか」
ここは異世界。
以前、エイリに絡んでいた不良をぶっ飛ばしたのと同じ理由で何らかの異世界補正を受けているのかもしれない。
そう考えると納得できてしまう。
「タクマ様タクマ様!」
不意に、袖口をくいくいと引っ張られた。
「ん、どったのティナ?」
「今日の私、頑張ってましたか?」
ワクワクした様子で尋ねてくるティナ。
答えは言うまでもなかった。
「ああ、凄く頑張ってた。正直、むっちゃくちゃ助かったよ」
いつもと同じようにそっと、ティナの頭を撫でる。
サラサラの感触が手の腹をくすぐる。
撫でられるティナはいつも以上に気持ちよさそうで、嬉しそうだった。
「なんでいきなりそんなことを?」
「あ、えっと……それは……」
聞くと、ティナは少し気まずそうにした。
目をしばらく泳がせた後、どこか憂いを帯びた様子で答えた。
「……タクマ様は、凄い人なのです。強くて、頭も良くて……なにより優しくて……」
ぎゅっと、ティナはその小さな拳を握りほしめて、
「そんなタクマ様の優しさに、いつまで甘えてばかりじゃいけないと思うのです……できたら、お役に立ちたいと思うのです」
助けてくれた恩を返したいと、ティナは言う。
(なるほど、そういうことか……)
少し、驚いた。
このティナという女の子は、自分が思っているよりも大人なのかもしれない。
俺のために頑張りたいというティナの心意気は嬉しかった。
けど同時に、俺は思った。
(その気持ち、ずっと持ってもらうわけにもいけないな……)
今の状態がずっと続いてしまうと、ティナは俺に依存したまま成長していくかもしれない。
俺はしゃがみ込み、ティナに目線を合わせて言った。
「なにも、俺に人生捧げなくてもいいんだぞ?」
「えっ……それはどういう……」
「ティナもそのうち大人になって、自分でいろいろと決める年頃になる」
それは五年後か、十年後か、わからないけれど。
子が親から一人立ちするように、ティナにも俺の保護下から旅立つ日がきっとくる。
「その時は、ティナがやりたいことを、自分の意思でやってほしい。なにもここで働くことだけが人生じゃないんだからさ。せっかくもらった命なんだし、ティナの好きなように生きてもらいたい」
俺がこうして、自分の意思で温泉経営をはじめたように。
ティナには明確な目標を持って、それに向かって生きてほしいと思った。
「私が、やりたいこと……」
ティナはちょっと難しい顔をして考えていた。
ちょっとティナには早い話だったかなと心配になったが、やがていつもの笑顔を咲かせて、
「わかったのです! 自分がしたいことを見つけられるよう、頑張ってみるのです!」
「うん、その意気だ」
一応、ちゃんと伝わったようだ。
……たぶん。
「あ、でも、私が私のしたいことを見つけるまでは……」
ぴょんっと、ティナは俺の首に腕を回してきて、
「タクマ様の下で、頑張らせてくださいね!」
力強く咲いたひまわりのような声で、そう言った。
「ああ。これからもよろしく頼む」
できれば、この温泉で働いていく中でしたいことを見つけてくれたらいいなと俺は思った。
「さて、そろそろ皆の飯作りに行くか」
「タクマ様! 今日は何を作るのですか?」
「んーと、今日はねー……」
俺が作れる料理のなかでも、とっておきの一品を作るつもりだ。
レシピを頭から引っ張ってきて、俺達は調理場へと向かうのだった。
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