日刊ゲンダイDIGITAL

  • facebook  
  • twitter  
  • google+
高橋乗宣
著者のコラム一覧
高橋乗宣エコノミスト

1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

英EU離脱 ただ傍観の政権では歴史の激流にのみ込まれる

 日本の近代史にとって英国は明治維新の昔から長く関わりを持つ。1902年の日英同盟の締結と1923年の失効が、近代における日本の国際的地位を決定づけたと言っていい。日本も英国も大陸と向き合う島国同士だ。EUとの間に入って仲介の手を差し伸べる手段はないものか。英国民がもたらした世界情勢の変化に手をこまねいていると、日本は大転換期を迎えた歴史の激流にのみ込まれるだけである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のニュース記事