蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】広島・新井、4安打5打点! Vへコイ引っ張る2016年7月4日 紙面から
◇広島13−6DeNA広島が17安打と打ちまくり、13点を奪った。1回に新井の3点本塁打などで4点を先制。その後も下水流が2本塁打を放つなど、着実に加点した。DeNAは筒香の2本塁打などで追い上げたものの、投手陣が崩れた。 ◇ 広島・新井の手から離れたバットが、美しい弧を描いて宙を舞う。「行ったと思った」。1点を先制した直後の初回2死一、三塁、高めに浮いたチェンジアップを鯉党が陣取る左翼席へ運ぶ7号3ラン。敵地での勝ち越しをもたらしたのは、主砲の一発だった。 昨年の8月以来となる2試合連続本塁打。4回は右翼線を破る二塁打。7回には左前に運び、前日に続き猛打賞を決めた。さらに9回は勝負強さを発揮する左前2点適時打で試合を決めた。4安打5打点。緒方監督は「最初から最後までよく打ってくれた」と最敬礼した。 昨季は夏場を前に状態は下降線をたどった。オフには同じ轍(てつ)を踏まないため例年以上に筋力トレで体を追い込んだ。休養日が設けられることがあるものの「去年はこの時期にガクッと落ちた。でも今はトレーニングが続けられている。体力のベースが全然、違う」とキッパリ。球宴明けからの戦いを見据えたコンディション作りも着実に進められている。 ベテランの奮闘で今季最多タイの17安打で今季最多の13得点。負傷で菊池が欠場したが、主力の不在を感じさせないカープの底力を示して5カード連続で勝ち越し。2位とのゲーム差をついに「10」まで広げた。過去2位と10ゲーム差以上をつけた1979年と80年はいずれも日本一に輝いた。だがベテランは浮かれることなく「目の前の一戦、一戦に集中して頑張っていくだけ」と言い切った。 PR情報
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