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【プロ野球】

連日の山田弾でヤクルト最下位脱出

2016年7月4日 紙面から

7回裏、逆転2ランを放ったヤクルト・山田=秋田で

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◇ヤクルト6−3巨人

 ヤクルトが3連勝で最下位を脱出した。2−3の7回、山田の28号2ランで逆転し、中村の犠飛と大引の右前打でさらに2点を加えた。巨人は3番手のマシソンが逆転本塁打を浴びるなど3安打2四球を許し、3連敗で4位に後退した。

     ◇

 秋田の青空にかかった放物線は、一直線に左翼席へ−。1点を追う7回無死一塁、ヤクルト・山田は「昨日よりいい弾道だったので、打った瞬間行くと思った。すごく気持ちいい」という会心の28号逆転2ランで、連日の勝利をもたらした。

 7回先頭の川端が左前打したところで、巨人ベンチはマシソンをマウンドに。昨年までは19打数2安打、打率1割5厘と苦手にしてきたが、乗りに乗っている山田の敵ではなかった。「マシソンは球が速い。バットを長く持っているとヒットの確率が落ちると自分で判断したので、短く持ってたたくイメージだった」と、マイコラス相手の3打席より、バットを短めに持ったのが奏功した。

 本塁打王を獲得した昨年は7月10本、8月9本放ち、暑さとともにエンジンがかかった夏男。今年は、6月に打率3割4分6厘、10本塁打、28打点と去年より早く調子を上げ、7月に入って2試合連発。交流戦明けは8戦5発で、シーズン50本ペース。7月3日時点で28号は、60本塁打の日本記録を作った2013年のバレンティン(7月6日、チーム73試合目)より日にち的には早い。

 チームも3連勝で5月21日以来の最下位脱出。2位とは1・5ゲーム差まで迫ってきた。「1位とは差があるが、何が起こるか分からないのが野球。まだチャンスはあると思っている」と、まだ連覇を諦めてはいない。 (竹村和佳子)

 

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