日銀の資金供給 初めて400兆円超える
日銀が今の大規模な金融緩和の下で供給している資金の量を示すマネタリーベースは、7か月連続で過去最高を更新し、先月末の時点で初めて400兆円を超えました。
マネタリーベースは、世の中に出回る紙幣と硬貨、それに、民間の金融機関が日銀に預けている資金、当座預金の残高を合わせたもので、日銀が市場に供給している資金の量を示します。
日銀の発表によりますと、先月末時点のマネタリーベースは前の月と比べて17兆円余り増え、403兆9372億円と初めて400兆円を超え、7か月連続で過去最高を更新しました。これは、日銀が目標としている2%の物価上昇率の実現に向けて、国債などを買い入れて市場に資金を供給する大規模な金融緩和を続けているためです。
ただ、目標としている物価上昇率は、先週末に発表された最新の統計で3か月連続のマイナスとなっていて、巨額の資金供給が物価に反映しにくい状況が続いています。
日銀の発表によりますと、先月末時点のマネタリーベースは前の月と比べて17兆円余り増え、403兆9372億円と初めて400兆円を超え、7か月連続で過去最高を更新しました。これは、日銀が目標としている2%の物価上昇率の実現に向けて、国債などを買い入れて市場に資金を供給する大規模な金融緩和を続けているためです。
ただ、目標としている物価上昇率は、先週末に発表された最新の統計で3か月連続のマイナスとなっていて、巨額の資金供給が物価に反映しにくい状況が続いています。