記事詳細
【リオ五輪異聞】
ジカ熱より怖い豚インフル…すでに1000人超死亡、しかも治安はゴッサム・シティー以下、ホントに大丈夫か!!
リオ五輪への出場を留保していた世界ランク4位のロリー・マキロイは6月22日、ジカ熱への懸念から五輪出場を辞退すると表明。声明で「ジカ熱への感染リスクは低いとされているとはいえ、それはリスクであり、私が負うことを望んでいないリスクだ」と語った。
ジカ熱懸念の払拭に努めるバロス保健相は記者会見で、リオ市内で五輪観戦中に感染する恐れはほぼゼロに近いと指摘。「統計から予想される感染確率は五輪観戦に訪れるとみられる外国人50万人中1人未満だ」と強調したが、問題は次のステージに移っており、政府の対策の遅れをうかがわせるだけだ。
選手も襲われる
懸念は豚インフルだけではない。14年サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の際にも指摘された犯罪率の高さだ。AFP通信によると、豪州のパラリンピック・セーリング代表選手ら2人が6月19日朝、リオ市内で2人組に拳銃を突き付けられ、乗っていた自転車を奪われるという強盗被害に遭った。選手らにけがはなかったようだが、豪州セーリング団体は「チームは動揺している」とし、五輪・パラリンピック中の治安対策に懸念を投げかけた。
ブラジルの五輪候補の射撃選手が6月9日、リオ市内で強盗に頭部を撃たれて重体に。5月には同市内でスペインのセーリング五輪代表メンバーが拳銃を突き付けられて金品を奪われていた。