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空自の新型輸送機「C2」初号機を納入 南西諸島の防衛力強化
航空自衛隊が配備する次期主力輸送機「C2」の量産初号機の納入式が30日、開発を担当する川崎重工業の岐阜工場(岐阜県各務原市)で行われた。平成30年度までに8機が空自に引き渡される予定。高い輸送能力を備えるC2の配備により、南西諸島の防衛力強化や海外派遣任務への迅速対応が期待される。
C2は現在の主力輸送機「C1」の後継機で、全長と全幅が約44メートル、全高約14メートル。C1に比べ4倍近い約30トンの貨物を搭載可能で、「機動戦闘車」や「輸送防護車」など大型装備も空輸できる。航続距離も約4倍の約6500キロに伸びる。