安治川親方が新妻紹介　再会したゴリラのタロウに

　ゴリちゃんの愛称で親しまれる安治川親方（元幕内土佐豊）が２日、愛知県犬山市の日本モンキーセンターでゴリラのタロウと３年連続５度目の再会を果たし、３月に結婚したタレントの小泉エリさんを紹介した。エリさんは野菜をほおばるタロウを見て「家で食事している親方の姿と似てます。鼻の形も」と親近感を抱いていた。大相撲名古屋場所（中日新聞社共催）で綱とりに挑む稀勢の里（２９）＝田子ノ浦＝は二所ノ関一門の連合稽古に参加。日馬富士、琴奨菊と熱のこもった稽古を展開した。

　親方がエリさんをお姫さま抱っこすると、タロウはうらやましそうに横目で２人を見つめる。

　タロウにもかつて１９年間も連れ添ったハナコというパートナーがいた。２００９年に死別して以来やもめ暮らしが続くが、エリさんは「タロウ君のいいところ、悪いところ、すべてを包み込んでくれるいい人と出会ってほしい」と応援する。

　「毎年会ってますからね。名古屋の恒例行事です」と再会を喜んだ親方も、「いいパートナーが見つかってほしい」と親身になって話した。

　タロウに学ぶところもあった。リンゴとハクサイが大好きなタロウは一日に約７キロの野菜と果物を食べる。現在の体重１３３キロから１００キロを目指している親方は普段から「炭水化物を減らして野菜を取るように」心がけているが、エリさんは「サラダをドンと大皿に乗せるようにしてますが、さらに繊維質が多いセロリとかいいですね。食生活はタロウ君に見習ってほしいと思います」と大いに参考になったようだ。

　タロウと初対面のエリさんだったがすぐに親方との共通点を発見。「毛並みがきれいなところとか、家でのくつろぎ方とか、寝ころんでるところとか。食べる姿も似ている。鼻の形も」と次々に指摘。そんなエリさんを親方は笑顔で受け止めていた。　（岸本隆）