蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【サッカー】川崎、3発快勝 仕切り直しの第2Sで好発進2016年7月3日 紙面から
◇J1第2S第1節 川崎3−0仙台第1ステージで最多33得点を誇った川崎の攻撃陣が序盤から牙をむいた。まずは前半17分、リオ五輪代表MF大島が左から上げたクロスにFW小林が逆サイドで反応。頭で中央に折り返したところにMF大塚が詰め、右足ボレーで蹴り込んだ。 「悠さんが走っているのが見えた。狙っていた形」と大島。手倉森誠・五輪代表監督が視察に訪れていた“御前”試合で先制点を演出し、自然と表情も和らいだ。 その4分後、今度は小林が自ら決める。MF中村の浮き球左クロスにやはり逆サイドで飛び込むと、相手DFともつれ合いながらも強引にねじ込んだ。「少しクロスが短かったので、相手にのしかかるようにいった。(ボールが)どこに行ったか見えていなかったけど、入ってよかった」と小林。第1ステージの優勝を勝ち点1差で逃し、第2ステージこそと仕切り直しで臨んだ開幕戦で結果を出し、こちらも笑顔だった。 試合終了間際には下部組織育ちの19歳、2020年東京五輪の星といわれるMF三好のJ1初ゴールまで出るおまけ付き。風間監督は「もっと点が取れた。シュートを外した場面より、シュートまでいけなかったところ、強引に打ったところなど、質の部分を突き詰めていかないと」とやや辛口だったが、快勝には違いない。第1ステージ覇者・鹿島の前に立ちはだかるのは川崎。そう周囲に印象付けた敵地・仙台の夜だった。 (内田修一) PR情報
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