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安倍政権に酷似と話題 28年前出版「憲法マンガ」の中身

 マンガでは改憲後、スパイ防止法や有事立法などが次々と可決。世界で孤立した日本は政府が非常事態を宣言。総理大臣が握り拳を挙げながら特別放送でこう訴える。

〈強い軍隊を持って自分の国を守ることがなぜいけないのでしょうか!〉〈国民のみなさん!自分の国を守るための戦争です!正義の戦争です!〉

 最後は「夢」だったというオチがつくのだが、ストーリーは集団的自衛権行使容認の閣議決定から今に至る経緯とほぼ同じだ。

 自民党の改憲草案では「緊急事態」の際に首相に権限を集中させ、その「緊急事態」には「外部からの武力攻撃」が明記されている。もし、この改憲案通りになったら最悪だ。「正義の戦争」を叫びながら、自衛隊を戦争に送り出す安倍首相の姿が容易に想像できるからだ。

「第三文明社」は学会系の出版社だ。その学会が支持する公明党が安倍政権を支えているというのもデタラメな話だ。「この道しかない」の先にどんな地獄が待っているか。公明党、学会員は今こそ、このマンガを熟読した方がいい。

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