「EU(欧州連合)を愛している!」「私たちは欧州人」――。EUからの離脱を国民投票で決めた英国で、残留すべきだと訴える人たちが2日、ロンドン中心部でプラカードを手に行進した。参加したのは家族連れやカップルなど老若男女。フェイスブック上での事前の告知には、4万人以上が行進に「関心がある」と表明していた。
国民投票で、ロンドンでは約6割が残留に投票。ただ、6月30日に出そろった与党・保守党の党首選の候補者はいずれも、国民投票のやり直しについては否定的だ。
娘のライラさん(7)と一緒に参加したエリー・ジョンソンさん(32)は「子どもの未来の可能性を考えると、英国にはEUの中にいてほしい。子どもの活躍の幅も広がると思う。離脱派が選挙中に言ったことはうそばかりだった。民主的な投票ではなかった」と話した。(ロンドン=高久潤)
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朝日新聞国際報道部
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