こんばんはTakuです。
タイトルの通り、第三回新潟の地酒を飲む会を開催して参りました。
今回は13名の方に参加頂き、9本の銘柄を用意。前回は16人で8本の用意…人数が減ったのに紹介したい酒が多すぎて本数を増やしてしまいました笑
まあみんな空いたから結果オーライです笑
さて当会はブログ主が新潟市~長岡市の地酒屋・酒蔵を巡り、店主や蔵元と熱いトークを繰り広げた末に選ばれた日本酒をふるまう会です。
日本酒に対する知識や飲んだ銘柄数に関係なく、生粋の日本酒好きからあまり日本酒を飲んでことがないけど飲んでみたい!という方までみんなで新潟の酒を飲みましょうという会です。今回で三回目になります。
なぜ新潟なのか含め、前回までの模様はこちら↓
kyoukaranihonnshu.hatenablog.com
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さて今回もかなりワクワクな銘柄が集まりました。
都屋さん、吉川酒店さん、ありがとうございます!!
まずは酒屋から届いた日本酒を冷蔵庫にいれます。届いたときはこんな感じ。
つまみもばっちり準備しました(買ったものですが)
飲んだ順番から書いていきます(自前で作った銘柄リスト)。
- 清泉 「亀の王」 純米吟醸 生貯蔵酒
- 久保田 翠寿(すいじゅ)&リターン
- 壱醸 純米酒無濾過
- 想天坊じゃんげ 瓶囲い 超辛口 純米酒 火入れ
- 一味真 本醸造
- 千代の光 天福
- こてんぷく 七年古酒
- SPICA
1 清泉 「亀の王」 純米吟醸 生貯蔵酒
原料米: 山田錦/亀の尾
精米歩合: 55%
アルコール度数: 14~15度
特定名称: 純米吟醸
幻の名米「亀の尾」を自家田で栽培し、掛米に使用。麹米には酒米の王「山田錦」をつかい、爽やかな味わいに仕上がっている。
2 久保田 翠寿(すいじゅ)&リターン
原料米 : 五百万石
精米歩合: 記載なし
アルコール度数: 14度
特定名称: 大吟醸
久保田シリーズ唯一の吟醸生酒で、夏季限定の出荷。生酒は早めに飲むことが鉄則…でも今日は一年寝かしたものと飲み比べ!
酒屋の主人が、これか一年寝かした方が絶対にうまい!…ということで数ケース程店で寝かしていたのだとか(もちろん朝日酒造には許可済)。
で、一年熟成したものには“リターン”と称して販売。生酒早くのむべし…でもこれはうまかった。生酒のフレッシュ感がほどよくまろやかになっていて、より飲みやすくなっていました。
3 壱醸 純米酒無濾過
原料米: 越淡麗100%
精米歩合: 50%
アルコール度数: 17.1度
特定名称: 純米酒
新潟県内の選抜店のみで扱える、壱醸の限定酒。上品でフレッシュな香りと、旨みを兼ね備えた一本。第一回目地酒の会より提供中。もはや定番。
4 想天坊じゃんげ 瓶囲い 超辛口 純米酒 火入れ
原料米:新潟県産米100%
精米歩合: 65%
アルコール度数: 16~17度
特定名称: 純米酒
杜氏がタイミングを見極め瓶詰め時に一回だけ火入れをし、そのまま瓶貯蔵してバランスよく仕上げました。冷やして美味しいドライな味わいです(HPより)。想天坊は激辛など、辛口シリーズでも有名。
5 一味真 本醸造
原料米: 五百万石
精米歩合: 60%
アルコール度数: 15度
特定名称: 本醸造
スタンダードだがしっかりとした旨みと香りが特徴。佐渡島より参りました。新潟地酒屋の店主より、個人的に大変おすすめということで紹介!すっきり淡麗、しかし旨みも兼ね備えた食中酒でした!
6 千代の光 天福
精米歩合: 55%
アルコール度数: 15.5度
特定名称: 本醸造酒
越後杜氏の郷・新潟県上越市吉川区の田んぼにて 肥料に頼らず自らの力で育った山田錦を使用した本醸造酒。原料から拘った一本。
新潟県では少ない山田錦を使用。しかも県内産というところに拘りを感じます。あえて難しいことに挑戦する蔵元にひかれました。
7 こてんぷく 七年古酒
精米歩合: 55%
アルコール度数: 15.5度
特定名称: 本醸造酒
天福を七年間寝かしたもの。販売店がかなり限られる一本。ネットで検索しても、実際にこれを買った地酒屋「都(みやこ)屋」しかヒットしませんでした。日本酒会では天福とこの七年古酒を、常温とぬる燗で飲み比べしました。
ほんのりと熟成香が感じ、温めることで七年古酒の方が味わいが深くなったように感じました。中華に合いそう。というか絶対…餃子と合う笑
そして最後はこちら。
8 SPICA
原料米:五百万石/越淡麗
精米歩合: 記載なし
アルコール度数: 14度
特定名称: 純米酒
年間石高50弱と、全国でもかなり小さい酒蔵。SPICAは阿部酒造の挑戦として今年生まれた新ブランド。洋食やフルーツに合わせて飲むと抜群の相性を発揮する食中酒。
SPICAとはおとめ座の一等星。一等星のように唯一無二の存在であるように、と名付けられたそうです。
このSPICAを買うときに、酒屋の店主に言われた一言が衝撃でした。
「この日本酒は和食とは合いません」
こんな日本酒があるのか…?
最初はかなり疑っていましたが、なるほど、ワインのようにかなり酸が強い。これは確かにクリームを使った洋食なんかとも合うし、フルーツの酸味にも合うかなと思いました。
しかし衝撃なのは一番合ったフルーツは…
バナナ。
ぜんざいなんかも良いかもしれません。甘くて少々粘り気のあるスイーツ?とは最強の組み合わせかもしれませんね。
ちなみにカシスと割るとこれまたすげえカクテルになります。こっそり載せときます。
さて個性派ぞろいの第三回のラインアップ、今回も参加者に一人3票(同銘柄に複数投票可)で気に入ったお酒に投票してもらいました。その結果は。。。
一位 壱醸 5票
二位 清泉「亀の王」 3票
二位 こてんぷく 3票
二位 SPICA 3票
三位 一味真 2票
途中で帰宅した方もいるので全票とれませんでしたが、壱醸…またもや一位です。
三連勝中なのでこれからハンデつけないといけないですね笑
亀の王、こてんぷく、SPICAは同率で二位。そして一味真が三位と続きました。
こてんぷくは、七年古酒の味わいが一線を画したのかもしれませんが、常温・ぬる燗の温度違いや天福との飲み比べで、単に記憶に残りやすかったかもしれません(天福は四位以下ですが)。
面白いのは久保田も天福同様、古酒飲み比べだったのに対し、天福と差がつけられているところです。
本醸造と大吟醸。価格も2~3倍変わるし、単純比較ではかないません。
なぜこのような結果になったのでしょうか
もちろん好みもあるでしょうが、決め手は温度ではないかと思いました。
久保田は冷やした状態でしたか提供していませんが、
天福は熟成具合の飲み比べの他、温度での飲み比べもしました。
温度帯によって劇的に香りも味わいも変わる日本酒の深さが、得票に影響したのかもしれませんね。
まあでも日本酒に優越をつけるのは好きではないし野暮だしこの辺にしておきます。
伝えたいのは、日本酒は価格ではないこと。それぞれ好みがあること。
そして日本酒はおいしいということです。
では今日はこんな感じで。
みなさんも良い日本酒を♪