バングラデシュ人質事件 首相 遺族支援に全力を

バングラデシュ人質事件 首相 遺族支援に全力を
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安倍総理大臣は3日午前、総理大臣官邸で記者団に対し、バングラデシュの飲食店で起きた人質事件で日本人7人の死亡が確認されたことについて、「痛恨の極みだ。許し難いテロであり強い憤りを覚える」と述べたうえで、遺族らの支援に全力を挙げる考えを示しました。
この中で安倍総理大臣は、バングラデシュの飲食店で起きた人質事件で日本人7人の死亡が確認されたことについて「本当に残念だ。亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、ご家族の皆さまにお悔やみを申し上げたい。本当に痛恨の極みであり、犠牲となった方々の無念さを思うとことばもない。許しがたいテロであり強い憤りを覚える」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は「少しでも早くご家族の皆さまが現地に行くことができるよう、政府専用機を用意して対応していきたい。ご家族の皆さまの気持ちに寄り添って、できることはすべてやっていくという気持ちで対応していきたい」と述べ、遺族らの支援に全力を挙げる考えを示しました。
さらに安倍総理大臣は「今後とも内外の日本人の安全確保に万全を期していきたい。そのためにも事件の解明に全力を尽くしていく。また、バングラデシュ政府ともしっかりと連携・連絡を密にし、国際社会と連携しながらテロの根絶に向けて努力していきたい」と述べました。
これに先だって政府は、安倍総理大臣をはじめ、麻生副総理兼財務大臣、岸田外務大臣、中谷防衛大臣らが出席してNSC=国家安全保障会議の4大臣会合を開き、遺族らの支援とともに、海外の日本人の安全対策などに万全を期す方針を確認しました。