プロジェクトに関わっていた日本人7人の死亡が確認されたことを受け、国際協力機構(JICA)は3日未明、東京都内で記者会見を開いた。北岡伸一理事長は「痛恨の極みだ。テロリストに怒りを禁じ得ない」と沈痛な面持ちで話した。
JICAによると、7人はバングラデシュの首都ダッカの都市交通の状況を改善する事業に従事。他国での事業に参加した人もいたという。北岡理事長は「バングラデシュの発展のために貢献されていた方々を失ったことは残念。重要な同志を亡くしたという痛恨の思いだ」と話した。
7人の氏名や所属先については「家族の気持ちを第一に考えたい。(家族は)自分の目で確認するまでは認めたくないというのが日本の通例なので、それまでは個人の特定につながるような情報は控えたい」と述べた。