日本人7人の死亡確認 バングラデシュ人質事件
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菅官房長官は2日午後11時半すぎ臨時に記者会見し、バングラデシュの首都ダッカの飲食店で起きた人質事件で、当時この飲食店にいたとみられ連絡が取れなくなっていた日本人7人全員の死亡が確認されたと明らかにしました。
バングラデシュの首都ダッカの飲食店で起きた人質事件では、当時、店内に8人の日本人がいたとみられており、このうち治安部隊によって救出された渡邊玉興さんを除く、男性5人、女性2人の合わせて7人と連絡が取れなくなっていました。
これについて、菅官房長官は2日午後11時半すぎに臨時に記者会見し、「大使館関係者が日本時間の午後9時40分ごろにバングラデシュ政府が遺体を搬送した病院で、遺体の中に7名の日本人が含まれていることを確認した。写真や所持品などからこの7名はいずれもJICAのプロジェクトのコンサルタント関係者であり、男性5名、女性2名だ」と述べました。
そのうえで、菅官房長官は、「政府としては対応に万全を尽くしてきたが、バングラデシュの発展のために尽力された方々がこのような結果に終わったことは痛恨の極みであり残念至極だ。亡くなられた方々の冥福を心からお祈り申し上げる」と述べました。
そして、菅官房長官は、「政府として、なし得るかぎりの支援をしていきたい、この一貫としてあすにも政府専用機を派遣すべく準備を整えているところだ。残虐非道なテロで罪のない方々の命が奪われ、強い憤りを覚える。いかなる理由であれテロは決して許されるものではなく断固として非難する」と述べました。
また菅官房長官は、死亡が確認された7人の身元や死因などについて、「ご家族に対しては、外務省から連絡し、説明している。しかし、氏名等については、ご家族の了解をいただいていないので、コメントは控えさせていただきたい」と述べました。さらに菅官房長官は、バングラデシュ政府の対応について、「最善の対応をお願いをさせていただいたし、結果として残念な結果に終わったと思っている。バングラデシュ政府が判断されることなので、わが国として申し上げることではない。ただ安倍総理大臣は、『人命尊重第一に』ということをバングラデシュのハシナ首相にお願いをしていたところだ」と述べました。
これについて、菅官房長官は2日午後11時半すぎに臨時に記者会見し、「大使館関係者が日本時間の午後9時40分ごろにバングラデシュ政府が遺体を搬送した病院で、遺体の中に7名の日本人が含まれていることを確認した。写真や所持品などからこの7名はいずれもJICAのプロジェクトのコンサルタント関係者であり、男性5名、女性2名だ」と述べました。
そのうえで、菅官房長官は、「政府としては対応に万全を尽くしてきたが、バングラデシュの発展のために尽力された方々がこのような結果に終わったことは痛恨の極みであり残念至極だ。亡くなられた方々の冥福を心からお祈り申し上げる」と述べました。
そして、菅官房長官は、「政府として、なし得るかぎりの支援をしていきたい、この一貫としてあすにも政府専用機を派遣すべく準備を整えているところだ。残虐非道なテロで罪のない方々の命が奪われ、強い憤りを覚える。いかなる理由であれテロは決して許されるものではなく断固として非難する」と述べました。
また菅官房長官は、死亡が確認された7人の身元や死因などについて、「ご家族に対しては、外務省から連絡し、説明している。しかし、氏名等については、ご家族の了解をいただいていないので、コメントは控えさせていただきたい」と述べました。さらに菅官房長官は、バングラデシュ政府の対応について、「最善の対応をお願いをさせていただいたし、結果として残念な結果に終わったと思っている。バングラデシュ政府が判断されることなので、わが国として申し上げることではない。ただ安倍総理大臣は、『人命尊重第一に』ということをバングラデシュのハシナ首相にお願いをしていたところだ」と述べました。
外相「安保理で強い非難のメッセージを」
岸田外務大臣は、2日午後11時50分ごろ、外務省で記者団に対し、「外務省としては、総勢30人以上の態勢を現地に作るなど、対応に万全を尽くしてきたが、このような結果に終わったことは痛恨の極みだ。ご家族の意向を踏まえて、あすにも政府専用機を派遣すべく、準備を整えている」と述べました。
そのうえで岸田大臣は、日本が今月から国連安全保障理事会の議長国となったことを踏まえ「国連安保理でも本件を取り上げ、国際社会として、こうしたテロに対して強い非難のメッセージを発しなければならない。具体的には、ニューヨークで国連安保理や関係国と意見調整をしていきたい」と述べました。
そのうえで岸田大臣は、日本が今月から国連安全保障理事会の議長国となったことを踏まえ「国連安保理でも本件を取り上げ、国際社会として、こうしたテロに対して強い非難のメッセージを発しなければならない。具体的には、ニューヨークで国連安保理や関係国と意見調整をしていきたい」と述べました。
政府高官「人質の人たちは突入前に殺害」
また政府高官は2日夜、記者団に対し、「バングラデシュ政府は、日本政府に対して、治安部隊の突入前に人質になった人たちは殺害されており、突入の際に死亡した人はいないと説明している」と述べました。