「しん」つながりで夢の共演　しんちゃんＶＳシン・ゴジラ

　２２日放送のテレビ朝日系アニメ「クレヨンしんちゃん」（午後７時３０分〜５４分）が、ゴジラ映画最新作「シン・ゴジラ」（２９日公開）と夢のコラボレーションを果たす。タイトルは「しんのすけ対シン・ゴジラだゾ」。ゴジラが日本のテレビアニメに登場するのは初めてだ。

　「クレヨンしんちゃん」のスタッフが、「シン・ゴジラ」と名前に「しん」つながりを感じて、映画サイドにオファーしたことで、国民的アニメと、日本が世界に誇る“最恐”怪獣のタッグが実現した。

　しんのすけが暮らすカスカベに来襲したゴジラが、街を次々と破壊。しんのすけらカスカベ防衛隊が緊急出動する。しんのすけは、ボー博士が発明した新薬で巨大化し、ゴジラと格闘する。

　「しんちゃん」シリーズを手掛けるムトウユージ監督は、ゴジラの大ファンだそうで、長い尻尾の動きやふぞろいな歯、赤黒い皮膚など、シン・ゴジラをリアルにアニメでも描写。咆哮（ほうこう）は、本物のゴジラの音源を使用している。

　シン・ゴジラの樋口真嗣監督は「特撮愛あふれるムトウユージ監督の手によって、普段だったら絶対許されない共演、お祭りです！　いち視聴者として本当に楽しみです」。ムトウ監督も「しんちゃんならではの『シン・ゴジラ』コラボ。ゴジラが勝つか、しんちゃんが勝つか。カスカベを揺るがす驚がくの奇跡の二大ヒーローの戦いをぜひ『見れば〜』」と、しんちゃん語でアピールした。