トルコ 空港自爆テロ 過去の事件との関連捜査7月3日 6時30分

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トルコ最大の都市、イスタンブールの国際空港で起きた自爆テロ事件で、捜査当局は、事件を指揮していたとされるロシア南部のチェチェン出身の男が関わったとみられる過去の自爆テロ事件などとの関連を調べて事件の解明を進めています。

トルコのイスタンブールにある空港で先月２８日に起きた自爆テロ事件では、４４人が死亡し、２００人以上がけがをしました。
地元の主要なメディアは２日、捜査当局が、ロシア南部のチェチェン出身で、過激派組織ＩＳ＝イスラミックステートに幹部として参加していたアフメド・チャタエフ容疑者が犯行を指揮したとみて捜査を進めていると一斉に伝えました。チャタエフ容疑者は、ＩＳの戦闘員１３０人を率いる幹部で、トルコに何度も密入国を繰り返しているうえ、過去にトルコで起きた事件にも関与したとみられています。
去年１月、イスタンブールの観光名所の近くで、女が自爆テロを起こした事件で初めて実行を指示したあと活動を活発化させ、去年１０月に首都アンカラで１００人以上が死亡した自爆テロ事件やイスタンブールでことし１月と３月に起きた自爆テロについても指揮をしていたということです。
空港の事件に関連して捜査当局はこれまでに２４人を拘束していますが、中にはチャタエフ容疑者とのつながりがあるとみられる外国人も含まれているということで、捜査当局は聴取を進めて、過去のテロ事件などとの関連を調べて事件の解明を急いでいます。