陸上自衛隊 海外派遣に備えた教育部隊の訓練を公開
安全保障関連法の施行を受けて、自衛隊の新たな任務に向けた準備が進められるなか、陸上自衛隊は海外派遣に備えた教育を行う「国際活動教育隊」の訓練を29日、公開しました。
陸上自衛隊の国際活動教育隊は、イラク派遣など過去の海外派遣の教訓をもとに、全国の隊員に教育や訓練を行う部隊で、静岡県の駒門駐屯地に置かれています。
29日は派遣部隊の隊員が事故でけがをしたという想定の訓練が公開され、隊員たちはけがをした隊員を安全な場所まで運び、止血などの手順を確認していました。
また、屋内の施設では、どのような場面で武器使用が認められるのかという状況判断のための訓練も公開され、シミュレーターを使いながら小銃を相手に向けたり、警告射撃を行ったりしていました。
安全保障関連法の施行を受けて、自衛隊の任務として、武器を使ってほかの国の部隊などを救援する「駆け付け警護」や、他国の部隊とともに行う宿営地の「共同防衛」などが可能になりましたが、防衛省は、現在、具体的な検討や準備を進めていて、訓練にはまだ反映されていないということです。
国際活動教育隊の隊長の野村昌二1等陸佐は「新たな任務が示されても、海外派遣のノウハウを作り上げているので対応できると考えている。任務が示されれば、実際の訓練内容も増えることになると思う」と話していました。
29日は派遣部隊の隊員が事故でけがをしたという想定の訓練が公開され、隊員たちはけがをした隊員を安全な場所まで運び、止血などの手順を確認していました。
また、屋内の施設では、どのような場面で武器使用が認められるのかという状況判断のための訓練も公開され、シミュレーターを使いながら小銃を相手に向けたり、警告射撃を行ったりしていました。
安全保障関連法の施行を受けて、自衛隊の任務として、武器を使ってほかの国の部隊などを救援する「駆け付け警護」や、他国の部隊とともに行う宿営地の「共同防衛」などが可能になりましたが、防衛省は、現在、具体的な検討や準備を進めていて、訓練にはまだ反映されていないということです。
国際活動教育隊の隊長の野村昌二1等陸佐は「新たな任務が示されても、海外派遣のノウハウを作り上げているので対応できると考えている。任務が示されれば、実際の訓練内容も増えることになると思う」と話していました。