弾道ミサイルへの対応を想定 日米韓が初訓練

弾道ミサイルへの対応を想定 日米韓が初訓練
弾道ミサイルへの対応を想定した海上自衛隊とアメリカ海軍、それに韓国海軍の3か国の部隊による初めての共同訓練が、アメリカ・ハワイの沖合で行われました。防衛省によりますと、集団的自衛権の行使を可能とする安全保障関連法は前提とせず、各国間の「情報共有」の態勢を確認したということです。
訓練は、今月、シンガポールで開かれた日米韓の防衛相会談で、弾道ミサイルへの対応を想定した共同訓練を行うことで一致したことを受けて、アメリカ・ハワイの沖合で28日、行われました。
海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」のほか、アメリカ海軍と韓国海軍からもイージス艦が参加し、近くのアメリカ軍基地から発射された模擬の標的を追尾しました。各国のイージス艦は、標的を探知したという情報やその後の飛行ルートを専用の通信システムで同時に共有するなどしたということです。
弾道ミサイルへの対応を想定して日米韓の部隊が共同訓練を行うのは初めてで、海上自衛隊は「今後もこうした訓練を通じて、協力関係を強化していきたい」としています。
防衛省によりますと、今回の訓練では、集団的自衛権の行使を可能とする安全保障関連法は前提とせず、3か国の部隊による「情報共有」の態勢を確認したということです。