国連事務総長 中東和平交渉の再開を促す
中東を訪問している国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長は28日、イスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナ暫定自治政府のアッバス議長と相次いで会談し、2年以上途絶えたままになっている和平交渉を再開するよう双方に促しました。
国連のパン事務総長は28日、イスラエルとパレスチナ暫定自治区を相次いで訪問し、イスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナ暫定自治政府のアッバス議長とそれぞれ会談しました。
この中でパン事務総長は、今月3日にパリで、欧米やアラブ諸国など関係国が中東和平交渉の再開に向け、年内にイスラエルとパレスチナを招いた国際会議を開くことで一致したことを受け、双方に対して交渉再開に向けた歩み寄りを求めました。
また、国連やアメリカなどでつくる中東和平に関する4者会議が、イスラエルとパレスチナの現状に強い危機感を示す内容の報告書を近く発表することから、会談では報告書で指摘される課題についてもそれぞれ意見が交わされたものとみられます。
和平交渉は2014年以降、2年以上途絶えていますが、イスラエルが無条件での直接交渉の再開を求めているのに対し、パレスチナは、イスラエルがすでに過去の合意をほごにしているとして国際社会がより強く関与する形での交渉の枠組みを求めており、双方の主張は平行線をたどっています。
この中でパン事務総長は、今月3日にパリで、欧米やアラブ諸国など関係国が中東和平交渉の再開に向け、年内にイスラエルとパレスチナを招いた国際会議を開くことで一致したことを受け、双方に対して交渉再開に向けた歩み寄りを求めました。
また、国連やアメリカなどでつくる中東和平に関する4者会議が、イスラエルとパレスチナの現状に強い危機感を示す内容の報告書を近く発表することから、会談では報告書で指摘される課題についてもそれぞれ意見が交わされたものとみられます。
和平交渉は2014年以降、2年以上途絶えていますが、イスラエルが無条件での直接交渉の再開を求めているのに対し、パレスチナは、イスラエルがすでに過去の合意をほごにしているとして国際社会がより強く関与する形での交渉の枠組みを求めており、双方の主張は平行線をたどっています。