上海株式市場 値下がり後に売り買い交錯
28日の中国、上海の株式市場は、イギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱を巡る不透明感から、27日のニューヨーク市場で株価が大きく値下がりした流れを受け継いで、株価は値下がりして取り引きが始まり、その後は、売り買いが交錯する展開となっています。
28日の中国、上海の株式市場は、27日のニューヨーク市場で株価が大きく値下がりした流れを受け継いで、株価は値下がりして取り引きが始まりました。その後は、買い戻す動きも出るなど売り買いが交錯する展開となっていて、日本時間の午前11時半現在では、代表的な株価指数である総合指数は27日の終値より0.2%値下がりしています。
また、上海の外国為替市場では、投資家の間で経済の先行きへの不透明感からリスクを避けようという動きが強まっていることなどからドルを買って、中国の通貨、人民元を売る動きが続いています。中国当局が、前の営業日の為替レートの値を参考に1日の取り引きの目安として毎朝発表する基準値は、28日も値下がりして1ドル=6.6528人民元と、2010年12月以来およそ5年半ぶりの元安水準となっています。
市場関係者は「イギリスのEUからの離脱について、交渉の見通しや具体的な経済への影響などがはっきりせず、積極的な取り引きを手控える投資家が多い」と話しています。
また、上海の外国為替市場では、投資家の間で経済の先行きへの不透明感からリスクを避けようという動きが強まっていることなどからドルを買って、中国の通貨、人民元を売る動きが続いています。中国当局が、前の営業日の為替レートの値を参考に1日の取り引きの目安として毎朝発表する基準値は、28日も値下がりして1ドル=6.6528人民元と、2010年12月以来およそ5年半ぶりの元安水準となっています。
市場関係者は「イギリスのEUからの離脱について、交渉の見通しや具体的な経済への影響などがはっきりせず、積極的な取り引きを手控える投資家が多い」と話しています。
アジア各地の市場 小幅な値下がり
28日のアジアの株式市場は、イギリスの国民投票の結果を受けて世界経済の先行きに不透明感が広がっていることから、引き続き不安定な値動きが続いていて、午前中は小幅ながら値を下げる展開となっています。
日本時間の午前11時半現在、代表的な株価指数は、香港で1.1%、フィリピンで0.5%、シンガポールで0.2%とそれぞれ小幅ながら下落しています。
市場関係者は「引き続き不安定な値動きが続いているが、株式市場によっては落ち着きを取り戻しているところもあり、ほかの地域に比べればイギリスの国民投票による影響は小さいのではないか」と話しています。
日本時間の午前11時半現在、代表的な株価指数は、香港で1.1%、フィリピンで0.5%、シンガポールで0.2%とそれぞれ小幅ながら下落しています。
市場関係者は「引き続き不安定な値動きが続いているが、株式市場によっては落ち着きを取り戻しているところもあり、ほかの地域に比べればイギリスの国民投票による影響は小さいのではないか」と話しています。