米国務長官 英EU離脱交渉で冷静な対応求める
k10010574431_201606280908_201606280911.mp4
イギリスが国民投票でEU=ヨーロッパ連合からの離脱を選択したことを受けて、アメリカのケリー国務長官は、イギリスと、EU本部のあるベルギーを相次いで訪れて高官と会談し、離脱を巡る今後の交渉では双方が冷静に対応するよう求めました。
EUからの離脱を選択したイギリスの国民投票を受けて、アメリカのケリー国務長官は27日、ロンドンを訪れ、イギリスのハモンド外相と会談しました。
共同記者会見で、ケリー長官は「国民投票の結果によってイギリスの重要性が低下することはない。イギリスの発言は、アメリカの同盟国の声として影響力を持ち続ける」と述べました。
そのうえで、離脱を巡るイギリスとEUの協議について、「妥協が求められるだけに、複雑で長く困難な交渉になるだろう。憤りや不満に基づくのではなく、賢明な選択をしていくことが必要だ」と述べ、今後の交渉では双方が冷静に対応するよう求めました。
イギリス訪問に先だって、ケリー長官は同じ27日、EU本部のあるベルギーのブリュッセルも訪れてモゲリーニ上級代表と会談しました。
記者会見で、ケリー長官は「移行期には、落ち着きを保って思慮深く行動し、報復的な対応を取らないことが重要だ」と述べ、交渉の過程でイギリスとEUの分断が一段と浮き彫りになり、市場などにこれ以上の動揺が広がることがないようにすべきだというアメリカ政府の立場を伝えました。
共同記者会見で、ケリー長官は「国民投票の結果によってイギリスの重要性が低下することはない。イギリスの発言は、アメリカの同盟国の声として影響力を持ち続ける」と述べました。
そのうえで、離脱を巡るイギリスとEUの協議について、「妥協が求められるだけに、複雑で長く困難な交渉になるだろう。憤りや不満に基づくのではなく、賢明な選択をしていくことが必要だ」と述べ、今後の交渉では双方が冷静に対応するよう求めました。
イギリス訪問に先だって、ケリー長官は同じ27日、EU本部のあるベルギーのブリュッセルも訪れてモゲリーニ上級代表と会談しました。
記者会見で、ケリー長官は「移行期には、落ち着きを保って思慮深く行動し、報復的な対応を取らないことが重要だ」と述べ、交渉の過程でイギリスとEUの分断が一段と浮き彫りになり、市場などにこれ以上の動揺が広がることがないようにすべきだというアメリカ政府の立場を伝えました。